ハワイ旅行(第6日目) ドルフィン・エクスカーション

ハワイで遊べるのもいよいよ最後です。

今日は、夫がインターネットで見つけた「ドルフィン・エクスカーション」に参加します。このツアーの一番の売りは、イルカと一緒に泳げること! しかも、日本語の話せるガイド付きということで、あらかじめ日本から予約を入れておきました。

朝、女性2人組(外人の方々です。)がワゴン車で迎えに来てくれました。その後、ワイキキのいくつかのホテルを回ってからワイアナエへ出発します。女性2人組の片割れが、時々、日本語の単語を話すほか、会話はほとんどが英語で行われますが、車中のメンバーは日本人が多いので一応安心です。

ところが、ワイアナエに着いてみると、外人さん達のグループと合流したため日本人は少数派に転落。しかも、例の日本語の単語を話していた女性が「ワタシガ、ニホンゴノガイドデス。デモ、ニホンゴ、ムズカシイ。・・・(以下、英語)」と自己紹介するのを聞いて、一気に不安な気分へ。

その後、参加者全員が「ニホンゴ、ムズカシイ」のお姉さんチームと、見るからに日本語は全く話さないであろうと思われるお兄さんチームの2グループに分けられました。そして、どういう理由か全くわかりませんが、日本人の中から、何とN家だけがそのお兄さんチームに配属されてしまったのです。

という訳で、N家の周りはここから完全な英語モード。持ち物を防水バッグ(万が一の場合は、これが浮き輪の代わりにもなるそうです。)に詰めたり、足ヒレを借りたりと、必死に聞き耳を立てて出発の準備をします。

さて、準備が完了すると、2グループは別々のゴムボートに分乗して沖を目指します。結構なスピードが出ますが、2日目のパラセイリングで乗ったタクシー・ボートに比べれば大きくて安定しており、子供達も全く怖がりません。

港を出てから間もなく、「あっさり」といった感じでイルカの群れと遭遇。「スピナードルフィン」という種類のイルカで、小型ですがしきりに空中に飛び上がってスピンしてくれます。例のお兄さんは色々とイルカの説明をしているようですが、全て英語のため残念ながらほとんど理解不能でした。

その後、ゴムボートはイルカの群れを追いかけるように進みます。イルカくんは手で触れる程は近寄ってくれませんでしたが、それでもボートから数メートルのところまでは来てくれました。また、その代わりというのではないでしょうが、直径1メートル以上の巨大海ガメがすぐ傍までやってきて、みんな大喜びです。

で、いつ海に入れるのかと待っていましたが、いっこうにその気配はありません。結局、イルカの群れとお別れし、全然別の入り江に移動してからようやくシュノーケルが始まりました。

場所はスキューバ・ダイビングの練習に利用されているところで、海底までは5、6メートルといったところでしょうか。あまり魚はいませんでしたが、海底まで結構距離があるのと、海水の透明度が高いために、まるで空中を飛んでいるような気分を味わうことができ、これはこれでおもしろかったですね。

妻と娘は腰にベルトのように巻きつけるフロートを貸してもらい、海中へ。娘は、ノースショアで完全に自信をつけたのでしょう、妻と一緒にシュノーケルを楽しんでいます。一方、長男はもう完全に一人前。シュノーケルを付けたまま海中に潜ったり、自由自在に泳ぎ回っています。うらやましい夫も真似をして潜ってみましたが、あやうく溺れるところでした。

20〜30分程泳いだでしょうか、疲れた人から順にボートに戻り、全員揃ったところでヨットハーバーに帰りました。その後、ハンバーガーとポテトチップの昼食をとってから、ワイキキまで送ってもらいました。

という訳で、結局イルカと一緒に泳ぐことはできませんでした。インターネットの「ドルフィン・エクスカーション」の宣伝文句は、若干「誇大広告の疑いあり」といわざるをえないでしょう。しかし、係りの人は(日本語は話せませんが)皆さんとても親切でしたし、「シュノーケルもできるドルフィン・ウォッチングツァー」だと考えれば、まあ納得できないでもありません。

さて、まだ日が高いため、夫の最後のリクエストということで、ハウス・ウィズアウト・キーに出かけることにしました。途中、娘が、何日か前のジャックポットで当たった金券を使って祖母にお土産を買いたいというので、DFSに寄って(金券の数百倍?の値段の)スカーフを購入。その他、いくつか買い物を済ませてから、歩いてホテル・ハレクラニまで行きました。

まだ、ハワイアンが始まるちょっと前だったためか、お客はまばら。とりあえず、カクテルとソフトドリンクをオーダーしてショーの開始を待ちます。しかし、子供にはつまらないんでしょうね。娘は妻と海を見に行ってしまうし、長男も退屈そう。

フラが始まっても反応は芳しくなく、他のお客も増えてきたため、2曲目が終わったところで撤収。夫にはとても素敵なフラでしたが、子供達には派手な腰振りダンスのほうが受けたかもしれません。

帰りに、子供達に夕食の希望を聞いたところ「あまり食べたくない」とのこと。やむなく、ハワイ最後の晩さんは、ABCストアで購入したカップラーメンになりました。