1月のメモ

【1月の日常】
◯2022年の初日の出(1月1日)
恒例どおり今年も妻と一緒に戸室山から初日の出を拝む。気象コンディションは極めて良好であり、6時53分にきれいなご来光。今年も良い一年でありますように。


【1月に読んだ本】
◯国家の神話(エルンスト・カッシーラー
著者はマキァヴェッリの「君主論」を後の独裁政治の萌芽として極めて危険視しているのだが、その影響力を相殺していたのが当時主流を占めていた「自然法的国家理論」。「国家や主権者は一般に法より開放されたるものであったが、しかしこのことは…彼らが道徳的義務からも開放されていることを意味しなかった」というこの思想は、「すべての人は平等に造られ、各々造物主によって一定の不可譲の権利を賦与せられ、こうした権利の中には生命、自由、および幸福の追求が含まれている」というアメリカの独立宣言にも反映されており、ロマン主義やカーライルの英雄崇拝論、ゴビノーの人種不平等論などからの批判にさらされながらも根強く市民の権利を擁護し続けてきた。
しかし、それに致命的な打撃を与えたのが「国家とは歴史的生活の…本質、中核そのものである」というヘーゲルの国家学説であり、「歴史の各時代には、世界精神を実際に代表するただ一つの民族が存在し、そしてこの民族が他の一切の民族を支配する権利を持っているという思想」は、ファシズム帝国主義の準備をするのに大きく貢献することになってしまう。
勿論、著者は「ミネルヴァの梟は襲い来る薄暮を待って、初めてその飛翔を始める」という消極的態度を含めてヘーゲルの学説を厳しく批判しており、期待どおりとても興味深い内容であった。


【1月に見た映画】
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年)

◯ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(2021年)


【1月に歩いた山】
◯雨巻山(1月8日)
大川戸駐車場(8時40分)~分岐(8時55分)~足尾山(9時32分)~御嶽山(9時52分)~雨巻山(11時16分)~下山開始(11時32分)~尾根コース分岐(11時48分)~林道(12時12分)~駐車場(12時40分)
茶屋雨巻

◯晃石山(1月16日)
謙信平駐車場(8時40分)~太平山神社(8時51分)~奥宮(8時58分)~太平山(9時7分)~晃石山(10時1分)~下山開始(10時20分)~晃石神社(10時26分)~清水寺(11時9分)~大中寺(11時52分)~林道(12時15分)~駐車場(12時20分)
日の出家

◯羽賀場山(1月29日)
長安寺駐車場(8時27分)~長安寺(8時33分)~第一鉄塔(9時8分)~第二鉄塔(9時41分)~分岐(9時47分)~羽賀場山(10時21分)~下山開始(10時41分)~第二鉄塔(11時26分)~第一鉄塔(11時57分)~長安寺(12時27分)~駐車場(12時33分)