紅葉前の宝篋山

今日は、昨年1月に妻と歩いたつくば市の宝篋山を娘も連れて三人で歩いてきた。

久しぶりに娘が付き合ってくれるというので、今年の2月に残雪で撤退した加波山を提案してみたのだが、登山口の近くにある採石場のイメージが相当悪かったらしく、多数決によりこちらの山に決定。前回は満車のために駐車できなかった小田休憩所の駐車場はまだガラガラであり、そこに車を止めて午前8時48分に歩き出す。

コースは前回と同じ極楽寺コースであり、まずは田園地帯の中の平坦な道を歩いてから沢沿いのルートに入る。11月だというのに今日は20℃を超える陽気であり、久しぶりの山歩きになる娘はちょっと辛そうな様子だが、沢を登り詰めたところにあるベンチに腰を下ろして休憩すると間もなく元気を取り戻す。うん、若いってやっぱり素晴らしいなあ。

そこから先は広葉樹の多い雑木林となるが、残念ながら紅葉にはまだ全然早かったようであり、駐車場が空いていたのもそのせいかもしれないなあ。本日一番の急登を無難にこなすと傾斜は再び緩やかになり、快適な山道を歩いて10時38分に山頂(460.7m)に到着。コースタイムよりは少し遅かったが、まあ、ブランクのあった娘にしては上出来だろう。

生憎、上空は雲の占める割合が多く、楽しみにしていた筑波山の眺めも最後までスッキリしなかったが、座り心地満点のベンチに座ってのんびり大休止。昨年の立山、一昨年の乗鞍岳に比較すると、今年の家族での山歩きは少々不本意な結果に終りそうであるが、来年こそは霧ヶ峰への再挑戦を実現させたいと勝手に一人で心に誓う。

さて、前回同様、小田城コースを使って下山(11時39分)に取り掛かると、樹林帯の中に続く下り坂は日陰のために少々滑りやすくなっており、尻餅をつかないようにゆっくり下りていく。こちらでも紅葉の気配はほとんど見られなかったが、要害展望所(12時53分)を経て13時14分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は6.9kmだった。

ということで、日帰り温泉も前回と同じ「やさと温泉 ゆりの郷」を利用したのだが、入浴後、そこのレストランに入ろうとしたところ、ロッカーの鍵を返却してしまってからではダメと利用を断られてしまう。入浴した事実はレシート等でも確認できると思うが、まあ、言い争いをしてもつまらないので、売店で美味しそうな柿を大量購入しただけで帰宅しました。