大小山~大坊山再訪

今日は、妻と一緒に大小山から大坊山への縦走コースを歩いてきた。

珍しく妻の方から山歩きのお誘いがあったので、両毛地区を代表するこの人気の縦走コースを提案。個人的には、まだ山歩きを始めてから間もない2009年11月に一度歩いたことがあるのだが、あれからもう10年以上経つんだなあという感慨に浸りながら(?)、午前8時半前に大小山登山者駐車場に到着する。

さて、身支度を整えて8時33分に出発する。今回は、これまで歩いたことのないルートを歩いてみようと思い、旧駐車場前の分岐を「妙義山廻り」方向へと右折。人の足によって表土が抉れた登山道は思ったより勾配がキツイものの、まだ歩き出したばかりということもあってそれほど苦にならない。

ちょっとした鎖場を上るとそこの道標(9時2分)には“ここは大岩です”の表示があり、その先で5年前に妻と歩いた西場富士からのルートと合流。前回は少々危なっかしかった妻の岩登りも今回は手慣れたものであり、安心して見ていられる。9時22分、彼女にとっては2度目(=俺は3度目)となる妙義山(313.8m)登頂を果たすことが出来た。

といっても、今回のメインイベントはここからであり、しばらく山頂からの景色を楽しんだ後、大坊山への縦走ルートに入る。途中の小ピークには山名板が掛っているものもあり、仮称毛野山(9時49分)~ガマ岩~あいの山(10時5分)と歩いて行くが、植林されていないため尾根上の樹木は疎ら。見晴らしは良いものの地面はカラカラに乾いており、ズルッと滑りそうになるのがちょっと怖い。

越床峠(10時34分)を通過すると間もなく次のピークへの長い上りとなり、途中の巻き道に入って10時48分に番屋に到着。2009年に訪れたときにはそれほど目立った場所ではなかったと思うが、今では立派な休憩所として整備されており、そこのテーブルに腰を掛けてゆっくり空腹を癒す。

さて、11時7分に再び歩き出すと、その裏山である足利鉱山(11時13分)にも訪れた記憶はなく、前回は立入禁止だったんじゃないのかなあ。しかし、次のつつじ山(11時36分)のことは前回のブログにも記録が残っており、後方に迫ってきた団体さんをやり過ごすためにそこのベンチで一休みしてから、11時54分に大坊山(285.5m)着。

これで“縦走”は完了であるが、ここから駐車場まで歩いて戻らねばならず、大山祇神社(12時15分)へと下山した後はしばらく住宅地の中を歩いて行く。前回は平日だったので少々人目を気にしないでもなかったが、今回は休日だし、還暦も過ぎたしということで罪悪感はゼロ。12時48分に着いたやまゆり学園の裏手から再び尾根へと取り付く。

さすがに妻の足取りは重くなったものの、まだ余力は残っているようであり、スローペースながら着実に尾根筋をたどって13時25分に分岐のある小ピークに到着。次の大小山まで行かなくてもここから下山できると教えてあげると、ちょっと迷った末に同意の意思表示があり、14時04分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は9.7kmだった。

ということで、歩いている途中に妻のスマホにメールが入り、用事が出来てしまった故、恒例の日帰り入浴はキャンセルして無事帰宅。ちょっと大変だったかもしれないが、きちんと整備されたコースは妻の冬場の体力維持にうってつけであり、来年以降もまた訪れることになるかもしれません。
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