ブロードウェイミュージカル「ジャージー・ボーイズ」

今日は、妻&娘と一緒にブロードウェイミュージカル「ジャージー・ボーイズ」を見に行ってきた。

昨年公開された映画版の「ジャージー・ボーイズ(2014年)」がとても面白かったので、是非、実際のステージも見てみたいと思っていたのだが、そんなところへ日本公演のニュースが飛び込んできたのは昨年末のこと。山歩きの予定をキャンセルして手に入れたチケットは前から3列目中央というベストポジションであり、期待に胸を膨らませながら会場の東急シアターオーブが入っている渋谷ヒカリエへ。

娘との待合せ時刻は午前11時だったのだが、事前に立ち寄った原宿ギャレットポップコーンでの購入(=待ち時間40分)に思いの外手間取ってしまい、待合せ場所に着いたのは定刻を1、2分過ぎた頃。娘は30分くらい前には着いていたとのことだった。

さて、6Fの「パパイヤリーフ東京」というアジア料理のお店でとっても香辛料の効いたランチを食べていると、いつの間にか開場時刻の12時になったので11階のシアターオーブへ移動する。ステージ上のセットは建設現場の足場(?)のような非常にシンプルな造りであり、これがブロードウェイ流なのかなあと感心しているうちにいよいよステージの開演。

ステージは春夏秋冬の四部構成になっているのだが、ストーリーの流れは映画版とほぼ一緒。しかし、何度か登場するフォー・シーズンズのコンサートのシーンでは、我々が観客の役としてステージに参加するような演出になっており、それを前から3列目の至近距離から見ているのだから、正直、臨場感がハンパない。

一方、本ステージの成否の8割くらいを左右すると思われるフランキー・ヴァリ役の俳優さんの歌唱力であるが、最初の頃こそ少々心細かったものの、調子はウナギ登りに改善して行き、ソロナンバーの「Can’t Take My Eyes Off You」では観客席からヤンヤの大喝采。序盤の不調はそういう演技だったに違いない。

また、映画版よりもポッチャリした体型のトミー・デヴィートには少々の違和感があったものの、さすがに演技力&歌唱力は優れており、見終わってからの娘の感想でも“映画版より可愛かった”となかなかの高評価。妻も“何度か目が合ったような気がする”と言っていたので、遊び人のトミー役にはピッタリの俳優さんだったのだろう。

ということで、見終わってからは地下の「よーじやカフェ」で一休み。我が家の次のミュージカル鑑賞は10月の「TOP HAT」の予定なのだが、娘はシアターオーブでもらったパンフレットの中の「プリンス・オブ・ブロードウェイ」に興味津々の様子。とりあえず良いチケットが取れるかどうか確認することを約束して帰宅しました。