今日は、妻&娘と一緒に東急シアターオーブで上演中のブロードウェイ・ミュージカル「天使にラブ・ソングを…」を見てきた。
ベースになっているのはウーピー・ゴールドバーグ主演のコメディ映画であり、正直、俺の記憶には全く残っていない(=未見の可能性も高い。)のだが、娘は気に入っているそうであり、じゃあとりあえず見てみようということで鑑賞決定。ちなみに、楽曲はすべてアラン・メンケンがミュージカル用に書き下ろしているとのこと。
さて、舞台は12時30分開演であるが、その前に今話題のチーズ・タッカルビを食してみようと新大久保の「でりかおんどる」へ向う。10時半くらいに入店したのだが、店内は既に7〜8割程度の入りであり、やっぱり人気なんだなあと思いながら「チーズ・タッカルビ」と「蜂の巣サムギョプサル」を注文。ピリ辛なのに甘味の強い前者はとても好評だったものの、小食の妻&娘はすぐに満腹になってしまい、後者はその大半を俺一人で平らげることになってしまった。
その後、山手線に乗って渋谷に向い、12時過ぎに会場到着。席は前から3列目だが右側の端の方なのでステージ全体が見渡せない感じであり、失敗だったかなあとちょっぴり後悔しているうちに幕が上がる。最初の頃は見えにくいのが気になっていたが、間もなくデロリス役を務めるデネー・ヒルの迫力満点の歌声に魅了されてしまい、そんな不満は何処へやら。
彼女は、映画のウーピー・ゴールドバーグと違い(?)、若くて美人でスタイルも良いのだが、警官エディの初恋の人という筋書きからすればむしろその方が自然なのかもしれない。映画の方では歌わなかったらしい修道院長をはじめ、悪役のカーティスやその手下たちにもきちんとソロ・パートが用意されており、しかも、皆さん、とてもお上手なんだから文句の付けようは無い。
ストーリー展開もスピーディーであり、特にデロリスが修道院のオンボロ聖歌隊を一曲のうちに素晴らしいコーラス・グループへと仕立て上げてしまう「Raise Your Voice」は、「サウンド・オブ・ミュージック(1965年)」の名曲「Do-Re-Mi」みたい。最後は客席全員が立ち上がってのスタンディングオベーションであり、とにかくとても楽しいステージだった。
ということで、今年のミュージカル鑑賞の予定は本作で最後になってしまうのだが、会場で配布されたチラシによると来年は「エビータ」と「コーラスライン」の来日公演が予定されているとのこと。後者は問題なく当確だろうが、前者も何とか妻&娘を説得して一緒に見に行きたいと思います。