トゥモローランド

今日は、妻と一緒にディズニー映画の最新作「トゥモローランド」を見に行ってきた。

ディズニー映画としては珍しく、あまり宣伝に力が入っていないような気がするのだが、映画は出来るだけ予備知識の少ない状態で楽しみたいと思っている俺にとってはむしろ好都合。まあ、全米での興行成績があまり振るわなかったことも関係しているのかなあ、と思いながら映画館へ。

ディズニー映画らしく、主役の3人(=フランク、ケイシー、アテナ)のうち、2.5人(=ケイシー、アテナ、フランクの少年時代)は高校生以下という低年齢層主体の作品になっているのだが、基本的なアイデア自体はなかなか本格派SFっぽい仕様であり、ストーリーも結構複雑。見ていて終盤の展開に付いていけなくなってしまったのは、途中でウトウトしてしまった俺が悪いのだが、少々説明不足なところもあったのではなかろうか。

また、中年オヤジと美少女アンドロイドとの時間を超えた“初恋”という設定は大変面白く、あのジョージ・クルーニーが少女の前で恥ずかしそうにモジモジするシーンはなかなか見ることの出来ない迷シーンだと思うのだが、その二人の間で女子高生のケイシーが浮いた存在になっているのがちょっと残念。少年にしておけば、面白い三角関係になったと思うのだが…

ということで、美少女アンドロイドは十分にカワイイのだが、正直、ブラッド・バードの監督作品としては相当物足りない。CGアニメとは勝手が違うのかもしれないが、次回作ではもって切れ味の良いアクションシーンを見せて欲しいと思います。