ピッチ・パーフェクト

今日は、妻と一緒に「ピッチ・パーフェクト」を見に行ってきた。

現在、全米では「ピッチ・パーフェクト2」が絶賛公開中というニュースを聞き、その前作を見てみようとDVDを探したのだが、どうやら我が国では発売されていないらしい。劇場公開も無かったらしく、これでは「2」の本邦公開も期待できないなあと半分諦めかけていたところに、何と前作の方が3年遅れで初公開されるという情報を入手し、喜び勇んで映画館へ。

さて、ストーリーは、大学の女子アカペラ・サークル“ベラーズ”に加入した主人公の活躍を描いたものであり、その卓越したセンスによってマンネリ化していたベラーズのイメージを一新し、見事全国大会優勝に導くというもの。少々お下品なネタも登場するが、歌やダンスが満載で気軽に楽しむことが出来る。

正直、娘に教えてもらって病みつきになったTVドラマの「glee」(の中の面白かったエピソード)に比べるとちょっと落ちるくらいの内容だし、ナツメロが少ないのも寂しいのだが、まあ、若い女の子達が楽しそうに歌っている姿はやはり良いものであり、恥ずかしながら決勝戦のステージを見ているときには感動で目頭が熱くなってしまった。

主演のアナ・ケンドリックについては、「イントゥ・ザ・ウッズ(2014年)」での地味〜なシンデレラ役が(悪い意味で)印象的だったのだが、先日の「マイレージ、マイライフ(2009年)」を見てちょっぴり見直したばかり。その地味なイメージは本作でも変わらないが、他のメンバーがとても派手で個性的なため、かえって彼女の地味さが目立ってしまうところが面白かった。

ということで、決勝戦の直前でライバルグループのリーダーが戦線離脱してしまうエピソードがあり、アレっと思ったのだが、おそらく本作の製作段階で既に続編を作る計画が存在していたのだろう。そのリーダー役の俳優さんは「ピッチ・パーフェクト2」にも出演しているらしいので、今度こそ正真正銘のライバル対決が見られることを期待したいと思います。