三枚石から井戸湿原

今日は、妻と一緒に古峰ヶ原の周辺を歩いてきた。

今年のGWは好天に恵まれており、特に予定を入れておかなかった最終日の本日もとても良い天気。家でゴロゴロしていたのではちょっと勿体ないということで、昨晩、緊急会議を開催し、楽に歩けそうなところの情報をネットで調べてみたところ、井戸湿原に咲くアカヤシオの写真が目に入る。それがきっかけとなって妻が三枚石に興味を示していたことを思い出し、午前7時半前に前日光ハイランドロッジの駐車場に到着する。

身支度を調えてから7時37分に出発。最初の目的地は方塞山であるが、昨年、横根山まで歩いたときの経験でこの駐車場からは直接尾根に乗れないことは分かっており、最初は目の前の舗装道路を歩いて行く。しばらくすると尾根と舗装道路とが接近する地点に入り口(7時45分)が設けられており、そこを右折して尾根筋に入る。

ルートは白い牧場の柵と付かず離れずといった感じで樹林帯の中に続いているのだが、傾斜が小さいのでとても歩きやすい。8時21分に鉄塔が建つ方塞山(1388m)に着くが、まだ疲れていないのでそのまま歩き続け、8時45分に三枚石。俺は3回目だが、初めて見る妻にとっては予想外に立派なものだったらしく、興味深そうにあちこち見て回っていた。

その後、俺もまだ見たことの無かった1377.9mの三角点(8時54分)や金剛水(9時5分)を見学してから方塞山(9時29分)まで引き返し、そのちょっと先のベンチに腰を下ろして大休止。目の前に聳える日光や足尾の山々に関していい加減な山座同定を披露するが、まあ、妻もほとんど聞き流しているだけなので、間違っていても問題は無い。

さて、再出発後、尾根と舗装道路との合流地点(10時16分)まで引き返し、井戸湿原までのルートについて最終確認。舗装道路を選択すればほとんどアップダウン無しで歩いて行けるが、妻もまだ体力に余裕があるということなので、このまま尾根筋を歩いて横根山経由で井戸湿原に向かうことにする。

どんなルートをたどるのかちょっと期待していたのだが、結局、舗装道路から入れる登山口(10時38分)のところに出てしまい、前回と同じルートをたどって10時48分に2度目の横根山(1372.9m)。そこから先のルートも前回同様だが、そういえばこれまでの間、お目当てだったアカヤシオの姿が全く目に入らない。

昨晩見たネットの写真は何だったのかと妻と話しながら五段の滝方面に向かって歩いて行くと、湿原の一番低いところで花を咲かせているアカヤシオをようやく発見。あいにく遊歩道は花の近くには通じておらず、ちょっと離れたところから眺められるだけだったが、とりあえず納得して11時25分に五段の滝。その後、湿原を半周して12時25分に駐車場まで戻って来る。本日の総歩行距離は9.9kmだった。

ということで、日帰り温泉も前回同様「前日光つつじの湯」を利用。相変わらずの人気で入浴後に休憩室を利用することは出来なかったが、不思議なことに大混雑なのはそこだけであり、人気の少ない食堂でおいしいお蕎麦を頂いてから無事帰宅しました。