鳴虫山でアカヤシオ見物

今日は、妻と一緒に日光市にある鳴虫山でアカヤシオ見物をしてきた。

何度か歩いている山であるが、この時期に歩くのは俺も妻もこれが初めて。ネット上では早々と“アカヤシオ満開”の情報を目にするようになったものの、前回(=2012年11月10日)の山歩きではちょっと苦戦した記憶が残っているため妻の反応が心配だったが、意外にすんなりOKが頂けて一安心。休日は無料開放されているという日光総合支所の駐車場に車を止めて6時52分に歩き出す。

ルートはいつもどおりの周回コースであり、御幸町側の登山口(7時3分)から山道に入って7時49分に神主山(842m)。その後も町中の低山らしからぬ急斜面を何度か上っていくが、ようやくアカヤシオの姿を見掛けるようになったのは登山口に入ってから1時間以上歩いてからのこと。

ルートの北側斜面にアカヤシオの木が点在しているのだが、正直、密生度は低いし花数もそう多くない。満開というネット情報が誤りだったのか、それとも当たり年だったという昨年の反動なのかは知らないが、これが標準的な“満開”の状態なら“アカヤシオの名所”という看板は下ろした方が良いのではないかと考えながら、9時14分に山頂(1103.6m)に着く。

さて、山頂付近にも何本かアカヤシオが咲いており、やはり少々物足りなくはあるものの青空を背景にした薄いピンクの花はとてもキレイ。今日の天気予報は“不安定”とのことであったが、早起きしたおかげで周囲に雨雲の影は見当たらず、ゆっくり休憩を取った後、9時40分に再出発。(結局、激しい雷雨になったのは夕方になってからだった。)

その先もしばらくはアカヤシオを見ることが出来、このへんが一番密生度が高い場所なのかなあ。合峰(1084m、10時4分)、独峰(925m、10時49分)と二つの小ピークを丹念に越えていく下山ルートも急降下が頻出する等なかなか手強いが、例によって急がず休まずのペースでゆっくり歩いて行く。

憾満ヶ淵方面に下山した後は舗装道路をテクテク歩き、12時10分頃に多くの観光客でごった返す東照宮付近まで戻ってくる。最近、陽明門の修復が終了したという話題をTV等で何度か耳にするが、俺は生粋のブルーノ・タウト派(?)なのでそんな光景には目もくれず、12時21分に駐車場まで戻ってきた。

ということで、所要時間は前回とあまり変わらなかったが、あらかじめ覚悟していたせいもあってか、妻も俺もさほど苦には感じなかったなあというのが今回の感想。近くの駐車場が満車だったので日光ステーションホテルクラシックの日帰り温泉はパスしてしまい、我が家の風呂に入って汗を流しました。