雪の社山

今日は、“雪山”の入門コースとして歩かれているらしい日光の社山に行ってきた。

当初の予定では八ヶ岳の北横岳あたりを狙っていたのだが、天気予報は日ごとに悪い方へと変化していき、ついには晴れマークが見られなくなってしまった。午前中は大丈夫という別の予報もあったのだが、まあ、ここは大事を取って目的地を社山に変更し、午前8時過ぎに歌ヶ浜駐車場に到着する。

上空は曇りがちであるが、自宅を出発した頃に比べると雲の量は減っているようであり、それに勇気づけられて8時41分に出発。ここ数日間、積もるような雪は降らなかったようであり、凍結もしていないのでアイゼンもワカンも付けずにそのまま歩いて行く。

新しく立て替えられた建物の先にあるゲート(9時13分)のところまでは、車一台が通れるくらいの幅できれいに除雪されており、いたってラクチン。ゲートの先も前日までに付けられたトレースがしっかり続いているので、これをたどっていけば良い。阿世潟(9時38分)を左に入るとようやく緩やかな上りに転じるが、何の問題も無く、9時54分に阿世潟峠着。

今日の目的の一つは、久しぶりに使用する6本爪軽アイゼンの状態確認だったので、ここでアイゼンを装着してから山頂を目指すが、雪はそれ程多くないし、トレースをたどっていけば踏み抜きも起こさない。しかも、風は弱く、青空が広がってきたということで、絶好のスノーハイク日和。雪を纏った奥日光や足尾の山々を眺めながら、10時56分に山頂(1826.6m)に着く。

平日ということで山頂には誰もおらず、山専ボトルのお湯で作ったカップヌードル等を食べながら大休止。再出発(11時27分)後は、時々トレースを外れたりして遊びながら、阿世潟峠(12時11分)〜阿世潟(12時23分)と歩いて13時17分に駐車場に戻ってきた。総歩行距離は11.9kmだった。

ということで、あまりに好条件が揃いすぎたためにワカンの出番も無く、まあ、ほとんど“雪山訓練”にはならなかった訳であるが、この時期であっても(条件が良ければ)日光の山を歩けることが分かっただけでも大きな収穫。ちなみに、6本爪軽アイゼンの付け心地は相変わらずイマイチであり、今回も歩行中に一度外れてしまった。やはり新しいアイゼンを導入するしかないのかなあ。