京都・大阪旅行(第1日目)

今日は、2泊3日の日程で京都・大阪旅行に出発する日。

事の発端は、7月15日にオープンが予定されているUSJの「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」の“プレミア先行オープン”なるものに妻が応募したことであり、まあ、クジ運に縁のない我が家のこと、おそらく当選はしないだろうから、その場合は代わりに京都旅行にでも行こうということにしておいた。

さて、待ちに待った当選発表の日に届いたのは、案の定、落選のお知らせ。ガッカリしている妻には気の毒であるが、これで気持ちを入れ替えて京都旅行の日程作成に本腰を入れることになり、彼女の希望も取り入れて宇治や嵐山方面を含む2泊3日のスケジュールを作成。妻にホテルや新幹線の手配をお願いし、後は出発する日を待つばかりということになった。

ところが、先月末になってUSJからプレミア先行オープンの追加募集のメールが届いて事態は急変。半信半疑で3日間の日程の中日である7月12日に申し込んでみたところ、何とあっさり当選してしまい、京都旅行は京都・大阪旅行に変更。そのうえ、出発予定日には“7月としては異例の強さ”である台風8号が関東地方に最接近することになってしまい、新幹線が運休にならないかと不安な日々を過ごすことに…

まあ、結局、台風の勢力は急速に衰えてしまったらしく、新幹線は予定どおり午前10時過ぎに京都駅に到着。台風が梅雨空を吹き飛ばしてくれたおかげで天気は快晴であり、荷物をホテルに預けた後、本日の最初の見学地である京都御所へと向かう。

事前学習によると市内観光にはバスが便利らしいのだが、路線が複雑なため観光客が使いこなすのはかなり大変そう。そこで、今回は電車&地下鉄の利用をメインにして、駅と目的地との間は日頃の山歩きで鍛えた“脚力”を活用することで妻と合意。丸太町まで地下鉄を利用し、時間調整のために二条城を見学した後、指定された時刻に間に合うように京都御所に到着する。

さて、京都御所の見学には宮内庁の許可が必要なのだが、本当に見たかった桂離宮(=こちらは例によって落選)に比べると競争率は相当低いようであり、7、8人のグループごとに広大な京都御所を1時間かけてゆっくりと見て回れる。残念ながら建物の内部に入ることは出来ないが、解説の方のお話も面白く、なかなか貴重な体験をさせて頂いた。

見学終了後は地下鉄と嵐電を乗り継いで嵐山に移動。渡月橋から桂川の流れを眺めた後、かなり遅めの昼食を済ませてから天龍寺へ向かう。ここの見どころは方丈裏の庭園らしいのだが、俺にはその素晴らしさが良く理解出来ず、早々に北門から退散。続く竹林の道も訪れる時刻を完全に間違えたようであり、夕方の弱々しい日光では竹林の美しさが全く映えない。結局、予想よりこぢんまりした感じの野宮神社を経由してJR嵯峨嵐山駅まで歩き、そこから電車でホテルに帰った。

ということで、予定では夜の祇園界隈を散策するつもりだったのだが、台風一過の京都の厳しい暑さに負けてしまいそのまま就寝。昼間の説明によると、京都御所を建てるとき、冬の寒さより、夏の暑さ対策を重視して神殿を東向きに建てたそうであるが、その判断の正しさを身をもって再確認することになった一日でした。