青森旅行(第1日目)

今日は、妻と一緒に二泊三日の予定で青森への旅行に出発する日。

本当は、8月上旬に、ねぶた見物を兼ねて長男の陣中見舞いをする予定だったのだが、諸般の事情から延期となってしまい、9月の後半の連休になってようやく実現の運びとなった。妻は、昨年、彼女の両親と一緒に青森を訪れているのだが、俺は全くの初めてということで、出来るだけ昨年のコースと重ならないような計画を立てて、いざ、出発。

さて、早朝に家を出たせいで、正午前に新幹線の新青森駅に着いてしまったが、ここでレンタカーを借りて、最初の目的地である三内丸山遺跡へ向かう。カーナビがあるおかげで、昔のように妻に慣れないナビゲーター役をお願いする必要がないのはとても有難いことであり、何の問題もなく目的地到着。

遺跡は公園のように綺麗に整備されており、まあ、少々野趣に欠けるところはあるものの、老若男女を対象にするためにはこれも仕方がないのだろう。ボランティアガイドのおじさんの後について小一時間遺跡内を見学した後、高所作業車に乗り込んで約15メートルの高さから遺跡全体を一望できるという“縄文パノラマビュー”も体験。これが全部無料というのは、ちょっと気前が良すぎるんじゃなかろうか。

次の目的地は、遺跡のすぐ隣にある青森県立美術館。駐車場から歩いていくと、建物の入口が複数に分かれており、何処から入ればよいのか分からない。たまたま近くに居た職員の方(?)に入場券売りへのルートを教えてもらい、チケットを購入してから常設展示場へ向かうと、その手前のだだっ広いスペースに展示されているのがシャガールのバレエ“アレコ”の舞台背景画。少々大味だけどさすがに迫力はある。

続いて、ともに青森県の出身である棟方志功奈良美智の作品を見た後は、一度、常設展示場を出て名物“あおもり犬”の元へ。館内からもガラス越しに眺められるのだが、狭い通路を降りたり昇ったりして歩いていけば、すぐそばから見ることが出来るということで、まあ、こういった“見せ方”や建物自体の構造の複雑さといったものも、現代美術を鑑賞する上での醍醐味なのかもしれないなあ。

ということで、初日の観光はこれで終了。青森駅近くのホテルにチェックインしてから徒歩で散歩に出掛け、途中でお寿司を食べ、最後に“クレオパトラ”という喫茶店で美味しいコーヒーを頂いてからホテルに戻りました。