北海道旅行(第3日目)

今日は、午前中、釧路市内を観光してから午後の便を使って帰宅する予定。

本当は早起きをして午前5時半からの「朝いちカヌー体験」を楽しむ予定だったが、昨日の時点で主催者から中止の連絡があったため、いつもどおりの時刻に起床してホテルでの朝食を済ませる。天気予報によると台風25号は温帯低気圧に変ったものの、引き続き強風には注意が必要らしく、我々が利用する15時5分発のJAL542便のフライト予定には欠航の可能性を示す「!」マークが付いたまま。

日頃、あまり飛行機を利用しないため、この欠航の可能性がどの程度なのか予想もつかないが、まあ、最悪のときの覚悟は出来ており、随時スマホでフライト予定を確認することにして、とりあえず市内観光へ出発。少々風雨は強まったようだが、最初の目的地である「釧路和商市場」には地下駐車場があるので全く問題はない。

さて、「朝いちカヌー体験」分の費用が浮いたせいかもしれないが、妻はいつになくカニやサケといったお土産品の購入に積極的であり、娘と二人、そんな彼女の後ろに付いて市場内をウロウロ。参考までに、今日の飛行機の運航見通しについて市場のお兄さんの意見を求めてみたところ、“おそらく欠航だろうが、夜の便なら大丈夫”とのことだった。

今のところ20時5分発の便に空席はあるので、まあ、何とかなりそうだなあと半分ホッとしながら次の目的地である「釧路市立博物館」に移動。ここも初日の網走監獄同様、「ゴールデンカムイ」のスタンプラリーの目的地になっているのだが、アイヌ文化以外の展示もなかなか立派であり、ちょうど開催中の写真展「シマエナガさんの12ヶ月」を見学することも出来た。

この後は「丹頂鶴自然公園」の予定だったが、妻&娘がまだお土産を買い足り無さそうだったので、途中、「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」に立ち寄ることに。海産物が多いのかと思っていたが、意外に六花亭やロイズといったお菓子系も充実しており、最後に空港で購入するつもりだったそれらの菓子類を中心に二度目のショッピングを楽しんだ。

その後、レンタカーの給油を済ませてから空港近くにある「丹頂鶴自然公園」を訪問し、柵の中に2、3羽ずつ飼育されている丹頂鶴を観察。実は、昨日、釧路湿原付近をドライブしていたとき、妻が車窓から丹頂鶴らしき姿を見たと言っていたのだが、実物を目にした彼女は“やはり間違いなかった”と確信を深めていた。

さて、時刻はまだ少々早いが、これで市内観光は終了にして釧路空港へ向う。レンタカーを返却した頃には雨はほとんど上がっており、風はやや強いものの、空港内に欠航のおそれを感じさせるような雰囲気は皆無。念のためJALのカウンターに確認すると“予定どおり運行する”との回答だったので、安心して昼食、そして最後の買い物を済ませることが出来た。

ということで、数分遅れのJAL542便に搭乗した後は羽田空港からの高速バスを利用して無事帰宅。台風の影響にもかかわらず、結果的には家族一同大満足の楽しい旅行になった訳だが、個人的には一番楽しみにしていた釧路湿原でのカヌー体験がボツになってしまったのがちょっとした心残り。近い将来、今回の旅行で北海道の食材の美味しさを実感したという娘を何とか説得し、再挑戦を企画するつもりです。