英国旅行(第1日目)出発&ロンドン・アイ

いよいよ今日は英国旅行の出発日。

4年前は直通バスを利用したのだが、今回は北関東道路全面開通記念(?)ということで車にスーツケースを詰め込み、常磐道経由で成田空港へ。あらかじめ自宅でWebチェックインの手続きをしておいたこともあって搭乗手続きはスムーズに終了し、空港内の銀行で円をポンドに交換してから午前11時45分発のJL401便に乗り込む。

機内ではなかなか寝付くことができず、「エンジェル・ウォーズ」、「アジャストメント」、「カーズ」、「しあわせの雨傘」と立て続けに4本の映画を見ることになってしまった。何度目かの鑑賞となる「カーズ」を除けば、カトリーヌ・ドヌーブ主演の「しあわせの雨傘」が最も面白かったのだが、5本目の「アンノウン」を見ている途中、ヒースロー空港に無事着陸。

万が一のことを考えて送迎付きのプランにしておいたので、空港からホテルまでは現地の日本人ガイドさんに車で送ってもらう。今回お世話になるホテルはラッセル・スクエアにあるインペリアルというB級ホテル。決め手は1室3人利用可という点だったのだが、清潔度、室内の広さ、朝食の内容等もまずまずであり、地下鉄の駅にも近いということで特に不満は無い。ただし、室内に冷蔵庫の無い点がこの時期ちょっと不便だった。

さて、時刻は午後6時を過ぎていたが、日差しはまだ真昼のよう。ホテルまで案内してくれたガイドさんの話によると、ここから歩いていける大英博物館が今日(木曜日)は9時頃まで開いているということだったので、半信半疑で出掛けてみるが、HPで確認しておいたとおり、夜遅くまでやっているのは金曜日だけであり、この日は既に門が閉まっていた。

そこで、ここからは俺の立てたスケジュールに従い、まずは地下鉄で隣のキング・クロス駅へ。ここへ来たのは、当然、ハリー・ポッターに出てきた「9と3/4番線」を訪れるためだったが、自動改札機が設置されてしまったため実際のロケ現場となった駅のホームには入れない。やむを得ず、女の駅員さんに教えてもらった“観光客向けホーム”(=駅の入口の左手にある。)で記念写真を撮った。

その後、すぐ隣にある、これもハリー・ポッターに使われた立派なセント・パンクラス駅のちょっと先にあるバス停からダブルデッカー(=当然、2階の最前列席)に乗って、ワォータールーに移動。表向きの目的はロンドン・アイであるが、バスの窓からワォータールー橋が見えてくる頃から俺の頭の中ではKinksの名曲“Waterloo Sunset”が駆け巡る。

橋を渡ったところでバスを降り、万感の想いで陽の沈み始めた川のほとりを歩いてロンドン・アイへ。印刷してきたバウチャーをTicket Collection Deskで見せてチケットを受け取り、3D映像を見てからいよいよカプセルに乗り込む。念のためファスト・トラックにしておいたために待ち時間は0だったが、時刻が遅かったせいか順番待ちの行列もそれ程長くはなかった。

カプセルの中も10人程度といったところで、比較的自由に場所を移動しながら周囲の景色を楽しむことが出来る。しかし、何といっても一番の見ものはビッグ・ベンを含むウェストミンスター宮殿であり、美しくライトアップされたその姿はまさにロンドンの象徴的存在。持参したデジカメより、Galaxy Sの方が自然に撮ることが出来たのがちょっと不思議だった。

ということで、既に地下鉄の営業時間は終了していたため、これまた有名なブラック・キャブに乗ってホテルへ帰る。料金は10ポンド未満だったため、これにチップの1ポンドを加算して渡したところ、“Thank you very much”と言われたので、今後もタクシーのチップは1ポンドにしようと心に決めました。