雲取山でテント泊デビュー(2日目)

午前4時半頃に目を覚ますと、周囲では早くも出発の準備をしている方が大勢いらっしゃる。俺もさっさと朝食を済ませ、テントの撤収に取りかかるが、やはりテントは設営するよりも撤収する方がずっと時間がかかり、6時5分になってようやく雲取山荘を出発。

復路は巻き道を行こうと思っていたのだが、今朝は青空が見えており、これなら山頂から富士山が見えるかもしれないということで、昨日下りてきた滑り易いルートを今度は慎重に上っていく。30分足らずで到着した雲取山の山頂(6時31分)からの見晴らしは、昨日とは大違いであり、期待どおり富士山を望むこともできた。

ここから先は、七ツ石山を巻いた以外は往路と全く同じルートを辿り、山頂から約3時間で、無事、留浦駐車場まで戻ってこられた。ちなみち、途中にある小袖乗越の非公認駐車スペースは、かなりの混雑状態であった。
雲取山(6時51分)〜奥多摩小屋(7時10分)〜七ツ石山巻き道分岐(7時29分)〜七ツ石小屋近道合流地点(7時56分)〜左折地点(8時2分)〜小袖乗越(9時2分)〜鴨沢バス停(9時19分)〜留浦駐車場(9時27分)

ということで、日帰り可能という比較的楽なコースを選んだこともあり、今回のソロ・テント泊デビューはまずは大成功。次は、6月下旬に八ヶ岳に挑戦しようと思うのだが、そのときのために何点か気付いたことをメモして置く。
1 片道13kmのコースを往路4時間56分、復路3時間22分かかったということで、平均時速は3.1 km/h。しかし、ほとんどが緩斜面のコースでの記録なので相当割り引いて考える必要があり、とりあえず時速2kmというのを今後の重装備での一応の目安にしておくことにする。

2 ヴェイパートレイルは基本的にフニャフニャなので、ザックのパッキングを見栄えよく仕上げるためには、荷物をできるだけ同じ大きさに揃えておくことが重要。着替えや食料等の小物は15リットルのスタッフバックにまとめて押し込み、テント等と同じ大きさにしておくと良い。

3 今回は時間が十分にあるということで食料にはアルファ米ではなく、無洗米を持参したのだが、コッヘルを使っての炊飯は意外に簡単。今回は底の方を少し焦がしてしまったが、気を付けていれば次は上手く炊けると思う。なお、レトルトカレーを温めるとき、水を少な目にしておいて使用後に粉末スープを入れて飲んでしまえば、後片付けが不要になる。

4 今回の最大の誤算は「Galaxy S」。電話が通じないエリアでは携帯電話のバッテリーの消費が早くなるという話は聞いていたが、こんなに激減するとは思わなかった。予備のバッテリーがあったので最悪の事態は避けられたが、次回までに電話機能だけをオフにする方法を覚えておく必要がある。