尾瀬へ日帰り旅行

今夏の家族旅行の第一弾として、妻と娘を連れて尾瀬に行ってきた。福島県側の尾瀬沼は、昔、俺が行ったことがあったので、今回は群馬県側にある尾瀬ヶ原方面へ。

この時期、尾瀬がどのくらい混むのか全く分らなかったので、念のために日の出前に自宅を出発し、6時30分前頃に鳩待峠の駐車場に到着。2,500円というディズニー・ランドもビックリの駐車料金を支払って、いざ、ハイキングに出発。

俺の事前調査によると、日帰りの場合、「鳩待峠〜山ノ鼻〜牛首分岐〜竜宮小屋〜ヨッピ橋〜東電小屋」というのが初心者の標準的なコースらしいが、これだけで走行距離は往復19kmになってしまい、歩くのが苦手な娘には相当ハードルが高そう。

で、“まあ、行けるところまで”ということにして、特に最終目的地は決めないまま歩きだした訳であるが、鳩待峠から山ノ鼻までの3km余は基本的に下り道であるため、樹木の間を、途中、ほとんど休むこともなく歩き続け、まずは順調なペースで山ノ鼻まで辿り着いた。

山ノ鼻は尾瀬ヶ原の西端にあたり、ここからは広大な湿原の中に敷設された木道の上を歩くことになる。それまでとは全く違った美しい風景に心機一転ということで、“ひょっとしたら最後までいけるかも”とちょっと期待したんだけど、山ノ鼻から2km余進んだ牛首分岐のところで娘からギブアップ宣言。まだ余力はありそうであるが、山の鼻からの帰りは登り道になることを考えれば、まあ、このへんが潮時ということで、ここで持参したオムスビを食べて引き返すことにした。

ということで、帰路は娘の“帰巣本能”が遺憾なく発揮されたこともあり、予想を上回るペースで鳩待峠まで戻って来ることができた。まあ、“尾瀬ヶ原を満喫”というところまではいかなかったかもしれないけれど、その雰囲気だけは充分に味わうことが出来たので、今回はこれで満足ということにしておきましょう。