ローマ人の物語 (1)〜(7)

夏休みのイタリア旅行の事前学習の一環ということで、最初、妻に読ませようと思って購入したんだが、先日の北海道への出張に持参したところ、俺のほうが先にハマってしまった。

車中等のヒマ潰し用としては、Al KooperRy Cooder等々の旧譜を詰め込んだiPodも持って行ったんだけど、結局、それらはほとんど聞かず仕舞いでこの本に熱中。持参した文庫本の1、2巻だけではあっという間に読み終えてしまいそうだったので、羽田空港の書店であわてて3〜5巻を購入した。うーん、塩野七生おそるべし。

作者の簡潔明瞭な文章も良いが、何といってもローマ人の“無邪気なまでに現実的”というキャラクター設定が非常に好ましい。まあ、帝国が拡大するに従ってそんなローマ人気質も次第に変化してくるのかも知れないけどね。

現在、単行本にすると「ローマは一日にして成らず」、「ハンニバル戦記」、「勝者の混迷」を読破し、次はいよいよユリウス・カエサル登場! まだまだ続きがあるので、当分楽しませてもらえそうです。