パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

昨日、妻と娘と一緒に「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」を観に行った。

前作(2003年)はDVDで観たのだが、ウチの娘はこれでジョニー・デップの大ファンになり、お陰様で「チャーリーとチョコレート工場(2005年)」や「コープス・ブライド(2005年)」も映画館で鑑賞することができた。(もっとも、両者とも日本語吹替版で観たので、正確には後者はジョニデとは関係ない。)

さて、新作の内容は、出だしでややモタついた感はあるが、人食い人種の島に行ったあたりからは見せ場の連続で十分に楽しめた。特にオーランド・ブルームが宙づりにされた檻の中から脱出するシーンは、クレヨンしんちゃんにおける最良のギャグに匹敵する面白さ!(注:我が家における最上級の褒め言葉)
転がる巨大水車の上での決闘シーンも、船上における怪物との戦闘シーンも、「ディズニーアニメを実写にしたらこうなった」といわんばかりの出来映え。CGと実写の間にほとんど違和感がないのにも感心した。

ストーリーの方は、前作同様、無駄に長いし、ちょっとグダグダしたところもあるが、これだけの数見せ場を詰め込むことを考えれば、致し方ないところ。廉価版のDVDが出回り、家庭で何度でも同じ作品を楽しむことが可能となった昨今の状況下、俺はこのような映画作りをすることは(特に娯楽作品においては)決して間違いではないと思う。ただ、キーラ・ナイトレイの裏切り行為(?)は、ちょっと意外だったけど。

で、見終わった後、大満足かと思って娘に感想を求めたところ、「ジョニデの出番が少なかった。それと、あの終わり方じゃ次回作でジョニデの出番がさらに削られることが懸念される」とのこと。本当に女を喜ばせるのは難しい。
でも、「最後に出て来る新船長は、ジャックの父親(注:次回作でキース・リチャーズの出演が噂されている!)だったら良かったのに」という娘のお言葉には、激しく同意。