読書、再び

最近、読書量が増えている。

昔は、履歴書の趣味欄に「読書」と書く程度には読んでいたが、長男が生まれたあたりから読書量は次第に減少し、ついにはネットで雑文を読む程度にまで落ちぶれていた。このため、長い文章が書けなくなる、言い回しがワンパターン化してくる等々の弊害が生じたものの、箇条書きが中心である仕事上の文書作成には特に支障がなく、また、家族団らんを優先させるという意味からも、あまり本は読まない状態が続いていた。

しかし、今年になって長男が親元を離れ、娘も子供部屋を手に入れたこともあって、今までのように家族揃ってTVを見るという時間が大幅に減少。また、何故か妻が急に話題のベストセラーに興味を示したり、ということもあって、我が家では今、にわかに読書ブームが沸き起こっている。

ところが、困ったことに、一度本を読まなくなると本屋に行っても何を読めば良いんだかわからなくなるのね。読みたい本は沢山あっても金がなかった学生時代とは大違い。妻が興味を持ったリリー・フランキー(誰だ、こいつは?)の「東京タワー」と劇団ひとり(残念ながら、こっちは知っている。)の「陰日向に咲く」というのも読んでみたが、あまりおもしろくなかった。(お陰で、生まれて初めてブックオフで本を売るという貴重な経験をさせていただきました。)

まぁ、せっかくなので、昔読みたくても読めなかった本でも探して、気長に楽しむことにしましょう。