ハワイ旅行(第4日目) アトランティス潜水艦、ハロウィーン

さて、今日はハワイで遊べる最後の日です。でも、昨日がハードスケジュールだったので、今日はちょっと朝寝坊。遅めの朝食はいつもの「テラス・グリル」ではなく、「キモ・ビーン」で軽めにとることにしました。

甘い物に目のない夫は、あらかじめ目星をつけておいた「シナモン・ロール」を人数分購入。本当はシナボンのシナモン・ロールを食べたかったのですが、今回も残念ながらチャンスが無さそうなので、その代わりでもあります。

で、食べた感想ですが、シナモン・ロールって温かいんですね。そのせいもあって一口食べただけでシナモンの刺激が口の中に広がり、これが甘さと混じり合ってとても美味。ところが、妻と娘は「シナモンは苦手(夫は初耳!)」ということで全く口にしません。やむなく、2個のシナモン・ロールは「お持ち帰り」になりました。(もちろん、これらは後で無事夫の胃袋に納まりました。冷めてもおいしかった。)

さて、午前中の予定は「アトランティス潜水艦」。出発地が去年泊まったヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジの桟橋ということで、一瞬、自力で行こうかとも思いましたが、「パックツァーなのに、ホテル内のツァーデスクを一度も利用しないのは申し訳ない」ということで、夕べのうちに申し込んでおきました。

ホテルの裏口(?)で待っていると、「アトランティス・サブマリン」とペイントされた大型バスに乗せられ、ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジの桟橋へ。ここで記念写真を撮られてから船に乗り込み、沖で待つ潜水艦に向かいます。船上から潜水艦が浮上してくるのを見物した後、その潜水艦に乗り移ります。内部は思ったより狭く、左右に分かれて外向きに座ります。各自の前に円い窓が開いていて、ここから海底が見られる仕組みです。

さあ、ハッチが閉められるといよいよ出発です。艦内では日本語でガイドしてくれるので、全く安心。同じ色が太陽の下と海底とでどのように変化して見えるか等々の説明をしています。そうこうしているうちに海底に到着。意外なほど明るいので、沈没船(?)やブロックの周りを色とりどりの魚が泳ぎ回っている様子が良く見えます。でも、海ガメやサメなどの大物は、残念ながら最後まで姿を見せてくれませんでした。また、潜水艦が非常に安定しているため、自分が海底にいることをいまひとつ実感できず、水族館で巨大な水槽をのぞき込んでいるような気分でもありました。

海底を30分程回遊した後、浮上。この間、やはり全くスリルを感じることなく、再び停泊中の船に乗り移ります。ところが、こちらの船の方は波に揉まれて上下に大揺れ。しかも、なかなか出発しないので、夫は娘が船酔いするのではないかと気が気ではありません。話しかけたり、じゃれ合ったりして気を紛らせ、何とか事なきを得ました。

ワイキキに戻り、「デュークス・カヌー・クラブ」で昼食にしました。まだ昼間だというのに、ウェイターやウェイトレスのみなさんがモンスターのマスクをつけたり、魔女のコスプレをしたりと、早くもハロウィーン気分で盛り上がっています。時間が合わずライブ演奏は聴けませんでしたが、景色がきれいで素敵な雰囲気のお店でしたよ。

この後、一度ホテルに戻り、水着に着替えてからビーチに出ました。途中、ホテルの3階でビーチタオルを借りられるのがとても便利です。ビーチは、カラカウア通りを渡って直ぐの「クヒオ・ビーチ」という辺りにしました。そばにカタマラン・セーリングのデスクがあり、乗れるかどうか聞いてみましたが、「ちょうど今出発したところ」とのことなのであきらめました。

もっとも、娘にとってはカタマラン・セーリングなんかよりビーチでの砂遊びの方が楽しいらしく、ハワイに着いた日にABCストアで購入した「お砂場セット」でせっせと山や谷をこしらえていきます。最後に妻に手伝ってもらって大きな海ガメを作り、その上に乗って記念写真を撮りました。

ホテルに戻って、ビーチタオルを返すついでにホテルのプールを試してみました。あまり大きくはありませんが、テラスのようなところにあるのでワイキキビーチを眺めながら利用することができます。ちょっと日が傾いてきた頃だったので、温かいジャグジーがあるのも助かりました。

部屋に戻って窓からカラカウア通りを行き来する人々を眺めてみましたが、まだ明るいせいか、ハロウィーンの仮装をしている人はほとんど見当たりません。そこで、とりあえず娘のコスチュームは袋に詰め、普通の格好でショッピング&食事に出かけることにしました。

実は、娘はカメレオン・トラベルのロジャーさんが持っていたカメレオンのぬいぐるみ(「社長」さんですね。)がとても気に入り、あの後、同じものをあちこちのお店で探していたのですが、まだ見つかっていません。このときも、ぬいぐるみを売っていそうなお店を何軒か回りましたが、残念ながら最後まで見つからず、代わりに海ガメのぬいぐるみを購入しました。名前は(当然ながら)「カー・カー・カメ太郎」です。

さて、ハワイ最後の夕食は「パラディーソ・シーフード&グリル」です。また、すごいボリュームの料理が出て来るのかと思い、ちょっと控えめにオーダーしましたが、ここの料理の量はほぼ日本並み。味付けも日本人向け(?)でした。

食事が終わった頃にはもう完全に日が落ちており、思い思いの格好をした人たちがカラカウア通りを歩いています。娘も持ってきた蝶のコスチュームに着替えて人混みの中へ。仮装している人たちの中心は現地の若者グループで、とても力が入っていましたね。やはりホラー系の仮装が多いのですが、中には「ハリウッドの特撮映画並み!」の本格派もいます。とにかく、目立つ格好をしている人はスター扱いで、沢山の観光客から写真をせがまれています。(これにはとても及びませんが、娘も2、3度、カメラを向けられました。)

カラカウア通り沿いのお店に入るとどこでも子供たちにお菓子をくれます。娘も沢山もらいました。また、外人の子供が寄ってきて、娘にキャンディーやチョコを差し出します。本当は娘も自分のお菓子をあげなければいけないのでしょうが、もらう一方なのでどんどんお菓子が増えていきます。

そうこうしているうちにも通行人は増えるばかりです。次第に子供が歩くのにはちょっと危険な状態になってきたため、インターナショナル・マーケット・プレイスで一休みした後、夫が娘を肩車してホテルに帰りました。なお、カラカウア通りのお祭り騒ぎは、N家の人々がベットに入っても止むことなく、延々と続いておりました。