ハワイ旅行(第1日目) ホノルル到着

さて、日付変更線を通過して朝を迎えました。夫は6人分の出入国カードを記載しなければなりません。あらかじめ旅行ガイドでどんな事を書くのか調べてはありましたが、寝不足気味の頭で6人分の書類を作成するのは意外に面倒。案の定、空港の入国審査で記載漏れを指摘され、早くも面目丸つぶれです。

何とか入国審査をパスすると、JTBの窓口に行き、ここで「OLI OLI-phone」を2台借りました。これは、外見はちょっと旧式の携帯電話ですが、これで電話をすればすぐにJTBのデスクにつながり、タクシーの手配からレストランの予約まで何でも日本語でできてしまうというハワイ初心者にとってはとても力強い味方なのです。勿論、OLI OLI-phone同士でも通話できるので、N家とM家とで1台づつ携帯することにしました。

今回は、子供達が飛行機で眠れなかった場合のことを考え、市内観光は省略してアーリーチェックインにしてあります。まぁ結果的には子供達は機内で十分睡眠をとれた訳ですが、いずれにしても子供にとって市内観光は退屈なだけでしょう。

という訳で、2台のタクシーに分乗してヒルトン・ハワイアン・ビレッジへ。「ビレッジ」というだけあって、入り口からホテルのロビーに着くまでいろいろなお店が並んでいます。ホテルの建物もいくつかに分かれており、N家の宿泊場所である「ラグーンタワー」は、ビーチから最も離れた位置にあります。

しかも、部屋に着いてビックリ!なんとタワーの3階の部屋で、窓の外には駐車場が見えるだけ。これではせっかくの広々としたラナイも何の役にも立ちません。いくら旅行の直前になって申し込んだからといって、これにはガッカリです。

でも、今さら悔やんでもどうしようもありません。まぁ、どうせ寝るだけなんだからと割り切ってあきらめることにしました。それに部屋自体はベッドルームもバスルームも2つ付いているし、リビングもとてもゆったりしています。建物自体は古いのですが、それがちょっとレトロな雰囲気でもあり、要は窓から外を見なければ良いのです!

で、N家の人々は気分転換に早速水着に着替え、ビーチへゴー。(その間、水着を持ってこなかったM家の人々は、OLI OLI-phoneで頼んだタクシーに乗ってパールハーバー観光へ行くことになりました。)

海なし県に生まれた娘は海に入るのはこれが生まれて初めてです。でも、真っ青な空と白い砂浜が広がったビーチとくれば怖さなんか全然感じなかったでしょう、レンタルしたビーチマットを波打ち際に浮かべ、盛んに波とじゃれ合っています。

長男と夫はもっと波の静かなところにビーチマットを浮かべ、その上に乗ったりしながら波に漂います。夫はこうしているだけで全ての不満はどこへやら、「来てよかったなぁ?」としみじみ思いました。

海から上がって、今度はビーチの直ぐそばにあるプールに入りました。とても大きくて素敵なプールです。回りにはテーブルが並べられ軽い飲食ができるようになっており、夜にはここでファイヤーダンスのショーなどもやっておりました。

プールから帰って一休みしているとM家の人々も帰ってきたので、一緒にワイキキの中心部へ行ってみることにしました。ビレッジの入り口のところにバス停があり、そこで待っていると間もなく「OLI OLIトロリー」がやってきたのでそれに乗り込みます。

最初はよくわからなかったのですが、街中を走っているトロリーには「ワイキキ・トロリー」と「OLI OLIトロリー」があり、後者はJTBのツァー客しか利用できないんですね。当然無料ですし、しかも本数が前者に比べて圧倒的に多く、ワイキキ内での交通手段として本当に便利でした。

DFSの前でトロリーを降り、最初にワイキキショッピングプラザの2階にあるJCBプラザに行きます。ここで妻が日本から予約しておいて3日目の「ポリネシアン文化センター」へのオプショナル・ツァーのチケットを受け取りました。

続いて、インターナショナル・マーケット・プレイスへ。ここでは生花によるレイ作りの実演が行われており、娘もちょっとだけ参加しました。ピンクと白のハイビスカスがとてもきれいで、出来上がったものを購入。結構いい値段でしたが、翌日には萎んでしまいました。

その後、インターナショナル・マーケット・プレイスの入り口付近にあるクレージー・シャツに入り、大人達は早くもお土産の物色を開始しました。でも、長男と娘はすぐに飽きてしまい、夫と一緒に店の外で待っていると、何と娘は立ったままで居眠りを始めてしまいました。

これはもう限界ということで、再びOLI OLIトロリーに乗ってホテルに戻りました。とてもこれからレストランへ行けるような状態ではないため、妻がビレッジ内のABCストアまで買い出しに行き、部屋で簡単な夕飯をとってから早めにベッドに入りました。