ハワイ旅行(第3日目) ハナウマ湾、ホノルル動物園

今日は、ハナウマ湾でシュノーケルをする予定です。去年、初めてハナウマ湾で経験して以来、夫はシュノーケルがいたく気に入りまして、今年の夏にはシュノーケルのマスクを購入し、茨城の海で試してみました。でも、結果は散々。海水が濁っていて、何も見えません。(まぁ、見えたとしても、ゴミくらいのものだったでしょうけどね。)

そんな訳で、今回のハワイ旅行では「シュノーケル三昧な日々」を夢見ていたのですが、昨日のノースショアでは不首尾に終わってしまったため、N家の本日のハナウマ湾にかける意気込みは相当なものでありました。もちろん、娘も、連日我が家のバスタブで練習した成果を発揮すべく、日本から持ってきたマイ・マスクを手にやる気満々です。

そんな気持ちが天に通じたのでしょうか、今日はとても良い天気です。ロジャーさんの運転するワゴン車に乗ってハナウマ湾に向かいます。でも、現地のルールによりロジャーさんはハナウマ湾の駐車場は利用できないため、途中のココ・マリーナに立ち寄り、タクシーに乗り換えなければなりません。(「タクシー」とはいっても、形はワゴン車で、ロジャーさんの運転する車より大きいくらいです。)

ところが、ココ・マリーナに到着してみると、何とタクシーが丁度発車したところで、次の発車時刻までには相当時間があるらしいのです。そこで、ハナウマ湾の入り口付近までロジャーさんに送ってもらい、そこからハナウマ湾まで歩くことになりました。

でもねー、行ったことのある方はご存じでしょうが、ハナウマ湾への入り口ってダラダラの登り坂の頂上にあるんですよね。その数百m手前にある路肩の駐車場でワゴン車を降り、シュノーケルの道具を受け取って、ダラダラ坂を歩いて登ります。ただでさえ、歩くのが苦手な娘には大変だったでしょうが、20分くらい歩いてハナウマ湾の入場ゲートに着きました。

いよいよ待ちに待ったシュノーケルの開始です。あまり泳ぎの得意でない夫も、マスクとフィンさえあればどこでも自由に泳ぎ回れます。(とはいっても勿論リーフの中だけの話です。)色とりどりのお魚さんに混じってあまり大きくはなかったけれど泳いでいるウツボを見かけたときは、ちょっと驚きました。

でも、もっと驚いたのは娘の上達ぶりです。去年はハナウマ湾ではほとんど海に入らなかったのですが、今年は妻や夫と手をつなぎ上手に泳いでいます。魚を見つけるとそちらを指さすので、水中でもちゃんと目を開けているのがわかります。もっとも、本人は「2回溺れた」といっていましたけどね。

ハナウマ湾にいると本当に時間がたつのを忘れてしまいます。あっという間にロジャーさんと約束した時間になってしまいました。夫はもっと泳いでいたい気持ちですが、娘の体力を考えればこのくらいが丁度良いのでしょう。

帰りは「Hanauma Bay Tram」に乗って入場ゲートまで戻り、ここから、朝、ロジャーさんに降ろしてもらった駐車場まで歩きます。でも、道路まで出てしまえば今度は下り坂。しかも、来たときは歩くのに必死で気がつきませんでしたが、ここからの眺めはなかなかなものです。のんびり写真を撮ったりしながら待ち合わせ場所に着くと、程なくしてロジャーさんが迎えに来てくれ、ワイキキまで送ってもらいました。

という訳で、今回、2日にわたりカメレオン・トラベルを利用しました。天候の関係でノースショアで海に入れなかったのは残念ですが、それ以外は大満足。なんといってもロジャーさんの人柄が魅力的で、ハワイに知り合いができた(ような)気にさせてくれる素敵な旅行会社です。

さて、ホテルに戻って一休み。娘に聞いてみると「まだ、元気」ということなので、ホノルル動物園に行ってみることにしました。

動物園までは「The Bus」を使うことにしました。去年はJTBのツァーだったのでちょっとしたお出かけには「OLI OLI」が利用できたのですが、今年はそうはいきません。でも、「The Bus」を利用するのは、ちょっと「リピーター」ぽくって夫はまんざらでもありません。

あらかじめ夫が調べておいたところによると、ホノルル動物園までの経路は、「まず、クヒオ通りまで歩いて『The Bus』に乗り、右折してデニーズの看板が見えてきたところでバスを降りて、そこから歩いて動物園へ」というもので良いようです。

で、実際にこの経路を試してみたところ、何とバスに乗っている時間がほとんどありません。そうです、ハイアット・リージェンシーからホノルル動物園まではとても近かったのです! 特に、バスから降りてカラカウア通りに出ると、そこからハイアット・リージェンシーの建物がすぐそこに見え、夫は穴があったら入りたい心境でした。

さて、ホノルル動物園ですが、日本の動物園のように「檻がひしめきあっている」ということはなく、とても開放的な雰囲気です。夕方に近かったせいかあまりお客さんも多くはなく、娘はあちらこちら自由に飛び回っています。

すると、突然、娘が驚いた様子で戻ってきました。「怪物がいる」というので、急いでその場所に行ってみると、体長1m以上はある巨大なペリカンが柵の外を悠然と散歩していました。ちょうど、背の高い草が密生している場所だったので、すぐそばに来るまでペリカンの存在に気が付かなかったらしく、それで余計に驚いたのでしょう。でも、ペリカン君はおとなしいもので、全く危険なし。娘と一緒に記念写真に収まっていただきました。

このように、危険な動物以外の管理は結構自由になっているようで、鳥類なんかは飼っているのか、それとも野生の鳥が迷い込んできたのか判断に迷うほどです。ゾウガメの柵なんかも低くなっていて、柵のそばにいるカメの甲羅は手を伸ばせば子供でも触れそうです。N家の人々は、とても気に入りました。

ホノルル動物園からの帰りは、当然「歩き」です。少しお腹が減ったので、途中にある「チーズバーガー・イン・パラダイス」に寄りました。店内では生バンドがちょっと古めのポップスを演奏しているなどいかにもアメリカンといった雰囲気で、日本人もほとんど見かけません。

たぶん巨大なハンバーガーが出てくるのだろうと、ウェイターのおじさんにハンバーガー2つとフライドポテト、オニオンリング各1つを注文しました。このとき、夫はウェイターのおじさんから「Are You a Surfer?」と聞かれました。自分でいうのも何ですが、夫はどう見てもサーファーには見えないので、多分からかわれているだけだろうと笑って否定しましたが、何故サーファーなのかちょっと気になるところです。

さて、出されたハンバーガーは予想どおり日本のマクドナルドの2倍くらいのボリュームです。しかも、付け合わせにオーダーしたフライドポテトとオニオンリングが、それぞれ大きな皿に大盛りになって出てきました。家族3人で頑張って食べましたが、フライドポテトとオニオンリングはほとんど残ってしまいました。長男がいたら完食できたかな?

ここからホテルまでの道のり、ワイキキの浜辺を歩いていたら、サーフボードをレンタルしているおじさんから、再び「Are You a Surfer?」。いろいろ理由を考えてみましたが、このとき夫はノースショアで購入した「ストロング・カレント」のロゴ入りTシャツを身につけており、どうやらこれが原因のようです。ホテルに戻ってツァーデスクのおじさんにこの話をしたところ、「ストロング・カレントというのは、サーファーにとってはこだわりのあるブランドだから」とのこと。日本人のおじさんが身につけるようなものではなかったようですね。

部屋に戻ってから、明日どうするか相談しました。心配なのは娘のスタミナですが、本人の弁によると「全然元気」。そこで明日も一生懸命遊ぶこととし、次のようなスケジュールになりました。
・ 午前中は、「アトランティス潜水艦」に挑戦
・ 午後は、娘の強い希望により、ワイキキビーチでの海水浴
・ 夜は、ハロウィーンのお祭りに参加

ここで問題は、明日、お土産を買う時間がないこと。で、どうしたかというと、そうです! この後、アラモアナ・センターへショッピングに出かけたのです!! これには、さすがの娘も途中でダウン。それでも、夫が娘をおんぶしている間に何とか妻がお土産を必要数購入することができました。でも、夫が楽しみにしていたマカイ・マーケット・プレイスの「ヤミ・コリアン・バーベキュー」は、当然パス。N家全員、疲れ果ててホテルに戻りました。