新湯富士

今日は、妻と一緒に那須塩原市にある新湯富士を歩いてきた。

本当は花がキレイに咲いている山を歩きたかったのだが、ネット上の情報を探してもなかなかこれというところが見つからない。まあ、ネットの情報を見てから訪れたのでは手遅れになる可能性が高いということは昨年の失敗で学んだところであり、湿原だったら間違い無いだろうということで、午前8時半頃に大沼園地の駐車場に到着する。

8時46分に駐車場を出発して舗装道路を歩いて行くと、間もなく“富士山・大沼自然観察教育林”という立派な看板の立つ登山口(8時50分)に到着し、ここから山道に入る。最初は緩やかな上りが続いているが、“新湯3.6km”の表示のある分岐(8時55分)を右に入るとそれなりの急斜面となり、大きな石がゴロゴロしたちょっと歩きにくいルートを我慢して上っていく。

こちらは山の東側になるのだが、何故か周囲は薄暗く、シダ類が点在している等あまり良い雰囲気とは言えない。イメージしていたのとは随分違っているものの、まあ、ここまで来て引き返す訳にもいかず、黙々と歩いて9時33分に“新湯富士山頂”の看板の立つ場所に到着。

しかし、その看板に標高1180mとあることからも分かるとおり、地形図に記された1184.2mの三角点があるのはこのもう少し先であり、GPSを片手にしばらく進むと左手にそれらしきピークが見えてくる。そこに行くためには途中から正規のルートを外れなければならないのだが、妻ももう慣れたものであり、9時41分、苔むした小さな石の祠の隣に建つ三角点を見つけることが出来た。

さて、その先もしばらくは道なき道を進んでようやく正規のルートに復帰する。お隣の1147mピークとの鞍部を過ぎると周囲の雰囲気もようやく明るくなってきてホッと一安心。新湯爆裂火口跡(10時22分)からは周囲の景色が見渡せるのだが、“火山ガス発生中”の表示があるので休憩は出来ず、分岐(10時31分)を直進して10時35分に温泉神社

ここで休憩にしようと思ったのだが、妻がまだ歩けるというので“ヨシ沼経由大沼園地1.9km”という表示のある分岐(10時41分)まで引き返し、そこを右に入る。しばらくは上りが続くので妻のスタミナが心配になるが、ヨシ沼(10時57分)に着く前にルートは平坦になり、今朝方通過した分岐(11時12分)を経て11時16分に登山口まで戻ってくる。

ここまで休憩らしい休憩を取っていないので、大沼のほとりに建つ東屋(11時23分)まで移動して本日初めての大休止。何組かの観光客に混じってのんびり昼食を取っていると、妻が急に昔家族で訪れたことがあると言い出した。俺の記憶には残っていないので、昼食後、確認のために大沼の木道を歩いてみると、確かにそこから見える新湯富士の姿には見覚えがあるような気がしてきた。

ということで、12時1分に駐車場まで戻ってくると、ちょっと早いが恒例の日帰り温泉へ向かう。今回お世話になった奥塩原高原ホテルの温泉は絶妙な湯加減でとても良かったのだが、洗い場が狭いのが玉に瑕。我が家のように空いている時間帯に利用するのが一番だと思います。