雲取山を三峰神社から

今日は、GWの恒例行事である雲取山三峰神社のある埼玉県側から歩いてきた。

この山を歩くのは今回が4回目。過去3回はいずれも東京都側からテン泊装備で歩いているのだが、昨年、JR奥多摩駅からの“石尾根完歩”を達成したということで、今年は三峰神社からの日帰りで歩いてみることにした次第。

さて、夜明け前であれば道も空いているだろうと思い、北関東自動車道を太田桐生ICで降りてその先は一般道を走ってみたのだが、三峰神社までの道のりは非常に長く、いつまでたってもたどり着かない感じ。空いているからまだ良いのだが、これで渋滞にハマったら地獄だなあ、と早くも帰りのことを心配しながら車を走らせていると、午前5時前にようやく三峰神社の駐車場に到着する。

まだ早朝だというのに駐車場には相当の台数の車が止まっており、俺が身支度を調えている間にも数組の登山者が出発していく。そんな人々に混じって5時2分に歩き出し、鳥居(5時8分)のある登山口から山道へ。しばらくは平坦な道が続いているが、炭焼平(5時36分)の先からは緩やかな上りに転じ、地蔵峠(5時52分)を経て5時59分に最初のピークである霧藻ヶ峰(1523m)に着く。

ここからお清平(6時7分)まで下っていくのだが、そこから前白岩の肩(6時31分)までの上り返しがこのルート最大の難関。途中から岩場も出てくるのだが、まあ、今日は軽装なのであまり苦には感じられない。その先もアップダウンは続いているが、比較的緩やかなので休憩を取る必要は無く、前白岩山(1776m。6時42分)〜白岩小屋(6時54分)と歩いて7時10分に白岩山(1921.2m)。山頂の標識はコースから少し右側に外れたところに立っていた。

次の芋ノ木ドッケ(7時14分)の先のトラバース道は下り基調になるため、歩くスピードは自然に上がっていく。大ダワ(7時39分)に着くとルートは男坂と女坂に分かれるが、ここは距離が短いであろう男坂を選択し、雲取ヒュッテの廃屋(7時47分)を経て7時52分に雲取山荘。山荘前の水場は使えるようだが、今日は2リットル+αの水分を持ってきたので補給は不要である。

4年前に歩いたときにはカチカチに凍っていた最後の急斜面も、雪解けの早い今年は雪の欠片も見当たらず、8時11分に雲取山(2017m)の山頂に着く。昨日と同様、天気は快晴と春霞の組合せであり、富士山の姿は綺麗に見えているが、まあ、4度目ということもあって新鮮味は希薄。山専ボトルに入れてきた冷たいコーヒー牛乳と菓子パンとで空腹を満たすと、8時30分に下山に取り掛かる。

帰りは往路を引き返すだけであり、重そうなテン泊装備の方々を恐縮しながら追い越させて頂き、霧藻ヶ峰のベンチで二度目の休憩。予定よりも早く下山できそうなので、妙法ヶ岳にでも寄り道しようかとも思ったが、帰りの渋滞に巻き込まれるのが怖いので先を急ぎ、11時18分に三峰神社の駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は19.2kmだった。

再出発(8時30分)〜雲取山荘(8時45分)〜大ダワ(8時55分)〜芋ノ木ドッケ(9時24分)〜白岩山(9時28分)〜白岩小屋(9時39分)〜前白岩山(9時51分)〜前白岩の肩(9時58分)〜お清平(10時15分)〜霧藻ヶ峰(10時27分)〜地蔵峠(10時35分)〜炭焼平(10時48分)〜鳥居(11時13分)〜駐車場(11時18分)

ということで、駐車場には車が溢れかえっており、路上には駐車場に入りきれない車が延々と長い列を作っていた。幸い、帰り車はまだ少なかったので比較的スムーズに脱出することが出来たが、あと数時間遅かったら恐ろしいことになっていたかもしれない。帰りは花園ICから関越自動車道に入り、酷い渋滞に巻き込まれることもなく無事帰宅しました。