青森旅行(第2日目)

青森旅行2日目のメインは、長男を誘っての岩木山登山!

青森県内には岩木山八甲田山という2つの日本百名山があるのだが、後者は、昨年、妻が長男と一緒にロープウェイで(途中まで)登っているということで、今回は迷うことなく岩木山に決定。事前学習によると、車とリフトを使って9合目まで行けば、そこから30分くらいで山頂に着けるとのことであり、これなら同行者の顰蹙を買うこともないだろう。

さて、山登りの前に、早起きをして“アウガ”という施設の地下にある新鮮市場に行ってみるが、そのあまりの活気のなさにガッカリ。結局、ホテルに戻って朝食を食べ、気を取り直して車で長男の住んでいるアパートへ向かう。一人住まいには広すぎるくらいの間取りのせいか、室内は予想したより小奇麗に片付いており、まずは一安心。

彼を乗せて車で津軽岩木スカイラインに向かい、くねくね曲がりくねった有料道路を走って8合目の駐車場に着くと、早くも眼下には日本海白神山地が広がっており、家族揃って大感激。しかし、リフトで行ける9合目から先は予想した以上の急傾斜の岩場であり、まあ、念のため、ホテルを出るときに夫婦お揃いの運動靴に履き替えてきたから良かったようなもの、気を引き締めて岩場に取り掛かり、小一時間程かかってようやく山頂(1625m)へ。

天気に恵まれたこともあり、山頂からの眺めは期待どおりの素晴らしさであり、津軽平野に聳える独立峰ということで、正しく360度の視界が得られる。大勢の観光客に混じり、ザックを担いだ登山客の姿もチラホラ認められるが、いつもならご同類の彼等の心中を察しながら一人で苦笑い。

下山後、道路沿いにあったとうもろこしの直売所で名物の“嶽きみ”を食べてみる。残念ながら、旬には少し遅かったようであるが、その甘さは地元のスーパーで買うものとは比べものにならず、自宅に一箱送ってもらうことにした。

さて、本日2番目の目的地は弘前城。ここへは妻も長男も来たことがあるのだが、昨年、妻が撮ってきた写真に写っていたお城の姿がなかなか立派だったので、俺も実物を見たくなった。しかし、このお城が立派に見えるのはお堀の外側から見たときだけであり、内側から見ると単なる三層櫓。このへんの経緯については、ボランティアガイドのおじさんが詳しく説明してくれた。

ということで、一度ホテルに戻って車を置いてから、長男に案内された居酒屋でささやかな宴会。俺も長男もあまりアルコールに強い方ではないのだが、珍しい肴を食べながら家族で楽しいひとときを過ごさせていただいた。来年は、(アルコール解禁になった?)娘も一緒に来られれば良いなあ。