鷹ノ巣山〜雲取山(2日目)

テントの設営場所に気を使ったこともあり、GWとは思えない静かな夜を過ごした後、あたりが薄明るくなってきた午前4時過ぎに起床。

天気予報は当たりだったらしく、本日も快晴が期待できそうな中、ゆっくり朝のコーヒーを楽しんでからテントの撤収作業に取り掛かる。テント泊ももう6回目ということで、手早く作業出来たと思ったものの、時計を見ると既に5時半を過ぎており、少々ガッカリしながら5時36分にテント場を後にする。

懸念された靴ズレの痛みは、まあ、我慢できない程ではないものの、やはり上り坂を楽しめるような状態ではなく、小屋を出てすぐのところにあるヨモギノ頭手前の分岐では、迷うことなく、昨日の山頂からの帰路に下見をしておいた巻き道に入る。

富田新道への分岐は二つあるのだが、ヨモギノ頭をやり過ごしたところにあるのが、その下の分岐(5時47分)。そこを右に入ってからもルートは依然として上り坂であり、靴ズレの痛みを我慢しながら、6時00分に上の分岐からの道との交差点に到着。おそらく、ここが本日のコースの最高地点になるのだろう。

事前学習によると、ここから権衛ノ頭やサワラノ平といった場所を下っていくらしいのだが、石尾根とは違って標識の類はほとんど整備されていない。最初は尾根上を歩くのでルートも明瞭なのだが、途中から尾根を外れると、春山らしからぬ大量の枯葉に覆われた踏み跡は少々分かり難い箇所が無きにしも非ず。GPSが無かったら、ちょっと心細くなっていたかもしれない。

さて、枝尾根を横切るところで“日原方面”の標識(6時51分)を確認すると、6時57分に二つ目の標識を過ぎ、7時18分に唐松谷林道との合流地点に到着。この頃から次第に水音が大きくなり、そちらへ向かって急斜面をトラバースするように下りていくと、最後は吊橋(7時39分)のところで日原川を渡り、7時51分に日原林道に出ることが出来た。

ここから先は単純な林道歩きであり、最初の頃は山桜が咲いていたり、カモシカが出てきたりで面白かったものの、あまりの変化の無さにだんだん飽きてくる。軽装だったらジョギングが出来るのになあと思いながら、8時47分に八丁橋のゲートを通過し、9時35分にようやく駐車場まで戻ってくることが出来た。

ということで、今シーズン初めてのテント山行を無事完了することが出来、まずは大満足。唯一の問題は靴ズレであるが、どうやらSOFSOLEのAirrというインソールは山靴には厚すぎたようであり、仕方がないので、zamberlanのヴィオーズ・プラスGTは、昨年同様、踵に靴ズレ防止のテーピングをしながら使用することになりそうです。