イタリア旅行(第3日目) ヴェネツィア観光

今日は、憧れのヴェネツィア観光。
映画の「旅情(1955年)」とは異なり、ヴェネツィアへは、バスから連絡船に乗り換えて海側から入る。サンマルコ広場のちょっと先あたりの桟橋に上陸し、まずはドゥカーレ宮殿へ。

ドゥカーレ宮殿

ヴェネツィア共和国の総督邸だった建築物で、壁面には隙間なく油絵が描かれている。元々はそこにフレスコ画が描かれていたが、湿気のため保存が難しく、油絵に変更されたそうである。大評議会の間には世界最大の油絵といわれるティントレットの「天国」が描かれており、これはさすがにすごい迫力。
ここから、映画「リトル・ロマンス(1979年)」でも有名な“溜息の橋”を渡ると、隣接する牢獄に行くことができる。

◎サンマルコ寺院

引き続きドゥカーレ宮殿の隣にあるサンマルコ寺院へ。ビザンティン様式ということで、外観はヨーロッパというよりもアラビア風だが、とても優美なお姿でサンマルコ広場のシンボル的存在。内部は、めちゃめちゃ細密なモザイク画で飾られているが、見学の方は決められたルートを一周してお終いっていう感じで、もう少しゆっくり鑑賞したかったところ。


この後、イカスミパスタの昼食を食べてから、ヴェネツィアングラスの工房兼お土産屋さんに連れて行かれ、娘はここでネックレスを購入。これがとても可愛らしい。ついでに自宅用のお土産も買った。
と、ここで突然1時間の自由行動。特に準備はしていなかったので、現地ガイドさん(※昨日のミラノでもそうであったが、イタリアでは観光地ごとに添乗員さんとは別に現地のガイドさんが付く決まりとなっているとのこと。)お勧めのリアルト橋へ行った後、サンマルコ広場にある鐘楼に登ってみた。

◎リアルト橋

地図も無いので、とりあえずガイドさんに教えられた方向へ歩いて行ったが、ヴェネツィアの街路はまるで迷路の様に折れ曲がっていて見通しがきかず、なかなか思った方向へ進めない。途中、ちょっと不安になったが、大運河に出れば何とかなるだろうと思ってとにかく先に進む。ようやく大運河に出て、そこで後ろを振り向くとガイドブックでお馴染みの特徴ある橋のお姿が・・・
16世紀末に架けられたというこの橋の姿は可愛らしく、その上から大小様々な船が大運河を行き来する様子を眺めるのはなかなか楽しいもの。苦労した甲斐がありました。

◎鐘楼

サンマルコ広場に戻り、俺のリクエストで高さ約100mの鐘楼に登ってみた。エレベーターの前には行列ができており、集合時刻までに登ってこられるか一抹の不安を抱くも、何とかセーフ。ちょっと忙しかったけど、頂上からはヴェネツィアの街並みが一望できた。


自由行動の後、再び全員が集合し、外海に面したゴンドラ乗り場へ。ここから6人ずつのグループに分かれて、ゴンドラへ乗り込む。

◎ゴンドラ遊覧

外海では相当揺れたけど、運河に入ってしまえばのんびりしたもの。溜息の橋の下をくぐり、あまり広くない運河を一回りして30分間程の船旅。船頭さん(?)はゴンドラを漕ぐだけで、歌も唄わなければガイドもしません。結局、大運河の方には行かなかったので、自由行動のときにちょっと無理してでもリアルト橋に行っておいたのは大正解だった。


その後、再び連絡船に乗ってヴェネツィアともお別れ。とにかく世界的な観光地ということで、狭い敷地にすごい数の観光客が詰めかけてくるため、ちょっと忙しなかったのが残念。もう少し時間があれば、サンマルコ広場のバールでゆっくりとお茶でもしたかったところであるが、それは次回のお楽しみということで。

今日は、フィレンツェの手前にあるプラトーという町で宿泊。