鞍掛尾根前半戦

今日は、妻と一緒に近場にある鞍掛尾根の前半部分(?)を歩いてきた。

さすがに一昨日の山歩きではちょっと物足りないということで、今日も何処か歩いてこようということになったのだが、全国的に風が強そうなので雪山は論外。そんなときに思い付いたのが以前から妻をお連れしたいと考えていた鞍掛尾根であり、まあ、いきなり古賀志山から鞍掛山まで歩くのは無理にしても、その途中までなら何とかなるだろう。

さて、午前8時47分に森林公園の駐車場を出発し、まずは古賀志山の北登山口へ向うが、驚いたことに、3年前の大雨で一部崩落した登山口の復旧作業がようやく始まったようであり、そこへの入口はいつにも増して厳重に封鎖されている。

仕方がないので、今度は東登山口を目指してそのまま林道を歩いて行くが、その手前の“宇都宮市森林組合分収林”の白杭(9時8分)のところに“北コース(北登山道)へ約300m”の新しい看板が立っており、それを信じて山道へ。すると、9時16分、無事に北コースに合流することが出来た。

ここから先は予定どおりであり、広場(9時29分)のところから中尾根(9時43分)を経由して10時9分に559P。ここからが鞍掛尾根の本番ということで、持参したカップ麺で空腹を癒やしてから再出発すると、大岩をトラバースするところの地面が凍った雪で滑りやすくなっており、念のためチェーンスパイク(=俺)と4本爪軽アイゼン(=妻)を装着する。

その後もちょくちょく雪道が現れるので、妻の軽アイゼンは舗装道に出るまでずっと履かせておいたが、成程、こういった使い方が出来るのが4本爪の利点なんだなあ。一方、初使用のチェーンスパイクはスニーカータイプの靴でも使えるし、それなりのグリップも得られるのでなかなか便利だが、正直、安物なので耐久性は疑問。そのため雪のトラバースが終ったところですぐに外してしまった。

さて、久しぶりの鞍掛尾根であったが、何とか道に迷うこともなく手岡峠(11時35分)まで歩き続け、これにて本日のノルマ達成。赤ペンキの塗られた境界杭のところを右折した後、雪で凍り付いた林道を滑らないように慎重に歩いて12時35分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は8.1kmだった。

ということで、鞍掛尾根に対する妻の感想は“アップダウンが小さいのでそれほど疲れなかった”とのことであり、見晴らしの乏しい地味なルートでもそれなりに楽しんで頂けたらしい。次回は鞍掛山から出発して手岡峠まで歩き、それをもって鞍掛尾根制覇ということにしたいと思います。