アメイジング・スパイダーマン2

今日は、妻と一緒に「アメイジングスパイダーマン2」を見に行ってきた。

サム・ライミによる旧シリーズに比べ、主人公ピーター・パーカーの性格が幾分ドライになった感のあるこの新シリーズは、俺の大のお気に入り。とはいっても、彼のナイーブさはスパイダーマンのキャラクター設定に不可欠のものであり、本作でも恋人グウェンとの煮え切らない恋愛関係の描写が数回出てくるのだが、まあ、それもご愛敬の範囲内。

一方、本作の見どころはその華麗なるアクションシーンの数々であり、CGを駆使した美しい3D映像は必見。ヴィランのエレクトロが電気を自在に操る怪人ということで、特に夜間における戦闘シーンの美しさは一段と際立っており、いつまで見ていても決して見飽きることはない。この技術を注ぎ込んで、横山光輝の「伊賀の影丸」を映画化してくれたらどんなに素晴らしいことだろう。

ストーリー的には、グウェンの死によってこれまでのグズグズした恋愛問題に一応の区切りを付けたのは大歓迎。まあ、次回作には真のヒロインとしていよいよMJが登場するのだろうが、どんな女優さんが演じてくれるのか、今のうちからとても楽しみである。また、わざわざポール・ジアマッティを起用したライノの出番があれだけということは無い筈であり、こちらにも期待したい。

ということで、そんなことを考えながらエンドロールを眺めていたら、突然、X-MENのミスティークが登場して吃驚仰天。まさか、次回作でスパイダーマンX-MENによる“もう一つのアベンジャーズ”が見られるのかと半信半疑で興奮してしまったのだが、帰宅後に調べてみたところ、「X-MEN:フューチャー&パスト」の単なる宣伝に過ぎないことが判明してしまいました。