戸室山で雪あそび

今日は、近場の戸室山で雪あそびをしてきた。

今朝起きてみると、昨日からの雪は“記録的な大雪”になっており、我が家の庭先でも30cmくらいは積もっている。仕方なく、午前中はコタツでゴロゴロしていたのだが、昼過ぎになって、雪かき用に妻が物置から引っ張り出してきたスノーブーツ(=家族でスキーに行っていた頃、長男用に購入したもの)を目にして、これを履けば山に行けるかもと思い付く。

道路状況が不明なので古賀志山は難しいが、戸室山なら歩いてでも行けるということで、妻と帰省中の娘の呆れ顔を後に残し、自転車通勤用の黄色いカッパを身に付けて、いざ、出発。道路にもかなりの積雪があったが、車の轍の跡をたどって戸室山神社の鳥居のところに到着すると、(まあ、当然ではあるが)その先の神社の石段には誰の足跡も付いていない。

その石段を上がって社の裏に回り込むと、山道の積雪量は予想の範囲内であり、これなら履いてきたスノーブーツで十分に上れそう。古いせいで防水機能が低下しているらしく、ちょっと湿っぽくなってきたのが気になったが、距離が短いのでさしたる困難もなく山頂の岩場に到着。東側の見晴台にも行ってみたが、あいにくの曇天のため見晴らしは良くなかった。

さて、来た道を戻ろうとしたとき、右手に伸びる尾根筋が目に入る。帰宅後に地形図で確認したところ、そこは山頂から北北東に伸びる短い方の尾根であり、まあ、こんなときでもなければ歩く機会も無いだろうということで、コースを外れてその尾根に向かって下りてみる。

少々藪がうるさいものの歩く支障には全くならず、順調にスタスタ進んでいくとちょっとした岩場に到着。その先の急斜面も下りられないことは無さそうだが、右手の方に踏み跡らしき雰囲気を醸し出している緩斜面があったので、そちらへ下りて行く。途中の竹薮に手こずらされたが、何とか突破してみるとそこは民家の敷地内であり、慌てて公道まで移動して本日の雪遊びはこれにて終了。

ということで、スノーブーツの内側は帰ってくるまでにすっかり濡れてしまい、これではとても山歩きは無理。参考までに、スパイク付きの長靴なるものをネットで調べてみたが、本格的なものには1万円を超える値段が付けられており、気軽に手を出す訳にも行かない。まあ、しばらくは普通の長靴を買って近場の“雪山”を歩いてみようと思います。