ビートルジュース

1988年作品
監督 ティム・バートン 出演 アレック・ボールドウィンジーナ・デイヴィス
(あらすじ)
アダム(アレック・ボールドウィン)とバーバラ(ジーナ・デイヴィス)の若夫婦は、不慮の自動車事故で亡くなった後も、幽霊となって生前手塩にかけて手入れしてきた我が家に二人仲良く暮らしていた。そこに都会から不動産業者のディーツ一家が越してくるが、芸術家気取りの彼の妻は屋敷の大改造を計画。住み慣れた屋敷を守ろうとする二人はビートルジュースを呼び出し、チャールズ一家を追い出そうとするが….


ティム・バートン監督の出世作となったブラックコメディ。夏休み中のため家でグダグダしている娘も一緒に鑑賞。

ビートルジュースの職業は、悪魔祓いならぬ人間祓いの専門家である“バイオ・エクソシスト”。正式な名前はオリオン座のα星と同じベテルギウス(Betelgeuse)なんだけど、これを英語風に発音すると“ビートルジュース”になるということで、それに合わせてスペルの方も“Beetlejuice”とシャレてみたらしい。

しかし、一方のディーツ一家のほうもお化けを怖がって屋敷から逃げ出すようなタマでは全くなく、逆に超常現象を売り物にして一儲けしようと、降霊術を使って嫌がるアダムとバーバラを無理やりこの世に引きずり出そうとする始末。このディーツ一家のチャールズ&デリア夫妻に比べれば、善良な幽霊であるアダム&バーバラのほうがよっぽど“人間らしく”見えてくる。

ビートルジュースのキャラクターは、5月の連休のときに行ったUSJのユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックン・ロールショーで娘にもお馴染みだった訳であるが、今回、改めて見てもやっぱりとても魅力的。出番は思ったほど多くなかったが、これをあの「バットマン(1989年)」のマイケル・キートンが演っているとはちょっと信じられないなあ。

また、アダムとバーバラを助けようとするディーツ一家の一人娘リディア役でウィノナ・ライダーが出演している。公開当時17歳という彼女のおかっぱみたいな前髪姿は、「シザーハンズ(1990年)」のときの美少女ぶりから比べるとちょっと意外な感じであるが、これはこれでなかなか可愛らしい。

ということで、今回は娘と一緒のため、西川のりおによる日本語吹替え版で見てしまったのだが、これが大失敗。アドリブ(のレベルには達していないと思うが・・・)が多すぎるためにストーリーは分かりづらいし、だいたい、娘は西川のりおの存在自体知らないんだよねえ。次に見るときは、必ず字幕版の方で見てみようと思いました。