去年だったか、何かの映画のときにこの作品の予告編を見た娘が“見たい!”といっていた作品。約束どおり、今日、家族三人で見に行ってきた。
ティラノサウルスの標本に追いかけられるという「ジュラシック・パーク(1993年)」のパロディみたいな予告編からは、もっとスリリングな内容を予想していたんだが、実はティラノ君は主人公に遊んで欲しかっただけってことが判明したあたりから完全なコメディになる。
でも、蝋人形や剥製の動物、ジオラマのミニチュア、果てはエジプトのファラオのミイラまでが動き出して繰り広げるドンチャン騒ぎ(死語?)は見ていてなかなか楽しく、特にフン族のアッティラ王には何度も笑わせていただきました。その間、離婚した妻に引き取られた息子とのちょっとしんみりとしたエピソードなんかが挿入されるんだけど、それも全体のテンポの邪魔にならない程度に押さえられている。そして、ラストは博物館の財宝を奪おうとする悪漢との大追跡劇!
まあ、個人的にはこの辺でもうちょっと派手に悪ノリしていただければ良かったのかもしれないが、家族向けのコメディとしては108分という上映時間も適当で、とても良くまとまった作品だと思う。謎の石版も悪役三人組もそのままなので、もしかしたら続編が出来るかもね。
恒例となった娘の感想は“DVDでまた見てみたい”とのことで、最近の作品では「パイレーツ・オブ・カリビアン〜デッドマンズ・チェスト〜」や「デスノート」に並ぶ高評価。ちなみに、サイテー映画大賞のほうには、見事「どろろ」が輝いた。