ワンピース ~エピソード・オブ・アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち~

娘が友達のSちゃんと映画&ショッピングに行くということで、アッシー君(古い!)を頼まれた。

最初は、土屋アンナ「さくらん」を見たいといっていたのだが、あっちはPG12指定(←たぶん残酷シーンのせいではない。)ということで再考を促した結果、「ワンピース ~エピソード・オブ・アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち~」に決定。で、“映画は一緒に見てもよい”とのお許しを得たため、有り難くご一緒させていただいた。

「ワンピース」は、以前、子どもたちと一緒にTVで見ており、特にアラバスタ編は俺も結構熱中していた記憶がある。そんな訳でTVとどんな点が違うのかちょっと注目していたのだが、なんと! これではまるっきりTVの総集編ではないか!!

昨年、「トリック劇場版2(2006年)」を映画館で見たときは、1,800円払ってTVの2時間ドラマを見るという“贅沢さ”(注:決して悪口ではない。)を堪能させて頂いた訳であるが、今回、まさか1,800円払ってアニメの再放送を見せられるとは思わなかった。一部ツギハギ部分に新しく書き加えられたシーンもあったが、この追加部分のほうが明らかに画力が落ちているというのは観客を舐めているとしか思えません。

まあ、ストーリー自体は結構いい話しなので、俺も(不覚にも)2度ほど目頭を熱くしてしまったのだが、カットされたシーンが多かったので、TVシリーズを見ていない人には意味不明な部分も相当あったんじゃないのか。

それと、これはワンピース全体の傾向なんだけど、やたらに“仲間”を強調するのはちょっとキモチ悪い。確かに仲間は大事なんだろうけど、仲間じゃない人と仲良くするってのもとても大事なことなので、そのへん小さなお子様方へのご配慮をお願いできれば幸いです。>尾田栄一郎