X-MEN:ファイナル ディシジョン

今日は10月1日で、映画が千円で観られる日。娘になんか観たいものがあるか尋ねたところ、俺の気持ちを察して「X-MENなら観てもいいよ」というお言葉。(うん、いい娘だ。)
ということで、妻と娘を連れて「X-MEN:ファイナル ディシジョン」を観てきた。

一、二作目はTVで観たんだけど、監督がブライアン・シンガーからブレット・ラトナーに変わったせいか、なんか完全に吹っ切れた感じ。これまでの暗くて地味〜なイメージはどこへやら、とっても派手な娯楽作品になっていた。特に、マグニートー率いるミュータント軍団がアルカトラズ島に乗り込むあたりのシーンはちょっと感動的なほど大袈裟で、高い金(といっても、今日は千円だけど。)を払ってでも大画面で観る価値十分。

ストーリーのほうも、三作目にして初めて「世界征服を企む悪いミュータントV.S.人類との共存を図る正義のミュータント」という単純な図式に徹したため、沢山のミュータントを出したにもかかわらず、途中でモタつくことなく、最後まで一気に観られました。“自己決定の大切さ”というテーマも、結構上手く描けていたと思う。
なお、観賞後、娘から「ウルヴァリンの過去って、結局解らなかったね」といわれるまで、かつてそんなテーマがあったことは完全に忘れていたが、これにはほとんど興味がないので全然OK。

そんな地味〜なウルヴァリンにも、最後の最後で主人公らしい見せ場を用意していたし、個人的には壁抜け少女キティの活躍が楽しかった。それと、ストームは相変わらず美人だったけど、サイクロップスが全然見せ場をもらえなかったのは、やっぱり商売敵(=スーパーマン)に寝返ったせいだろう。

で、一応、これで三部作完結なんだけど、ラストシーンを見ると制作側にはまだまだ未練がありそうなので、次も期待できるかもしれない。(老けたローグに“キュア”を使わせたのは、次回以降降板させるためか?)

なお、例によって「日本語吹替版」で観たのだが、劇場側の手違いで、映画の最初の方を「字幕なしの日本語字幕版」で観る羽目になった。でも、その“お詫び”に無料招待券を貰えたので、結果的に、X-MENをタダで観られた上、千円で1,800円分の招待券を入手したことになりました。ラッキー!