今日は、妻と一緒に川治温泉にある南平山を歩いてきた。
山歩きの最大の問題は、長く続けるにつれて魅力的な未踏の山がだんだん遠くなってしまうことであり、2週連続での県外遠征になることを避けるため、今回は近場の山でお茶を濁すことに決定。この山は栃木百名山の中でもめったに話題にならないが、チラッとヤマレコを見たところ登山道はきちんと整備されているらしく、午前8時半頃に川治運動公園の駐車場に着く。
さて、身支度を整えて8時28分に出発。埋蔵金伝説にちなんで名付けられたものと思われる黄金橋(8時32分)を渡り、あじさい公園の中を進んで行くと8時45分に立派な看板の設置された登山口に着く。この先からはほとんど上り一辺倒となるが、急登になることを避けるために丁寧なジグが切られているため体力的な負担はそれ程でもない。
それよりも厄介なのは大量に積もった枯葉の方であり、トラバース状の山道でそれに足を取られて滑落してしまうとそう簡単には止まりそうにない。同じ低山でももっと人の足で踏まれていればクシャクシャになるものだが、この如何にも滑りやすそうなツルツルした枯葉の表面はこの山の人気の無さを如実に物語っているのだろう。
さて、しばらく進むとようやく尾根に到達したようであり、その少し先には鉄塔(9時15分)が建っている。実はこの鉄塔の巡視路を使ってショートカットする方法もあるらしいが、まあ、ただでさえ短いルートをさらに短縮してしまうのは勿体ないので(往路では)妻には内緒。
登山口からずっと0.2kmごとに立てられている案内板に従い、再びジグザグ状になった山道を歩いて行くと何故か東屋(10時7分)が建っており、この付近が登山口の看板にあった黄金塚なのかもしれない。いずれにしてもここまで来れば頂上は間もなくであり、10時32分に南平山(1007.4m)の山頂に立つことが出来た。
三角点のすぐ先にある微かなピークの方が高そうだったが、そちらには山名板の類いは付けられておらず、三角点のところに戻って大休止。ここまで他の登山者の姿は見当たらず、こんなことは栃木百名山ではちょっと珍しいかもしれない。まあ、静かなのは有り難いが、じっとしていると体が冷えてくるので、10時59分に下山開始。
復路は往路を引き返すだけであり、枯葉に足を取られないように注意しながら東屋(11時19分)〜鉄塔(11時56分)〜登山口(12時22分)〜黄金橋(12時37分)と歩いて12時42分に駐車場まで戻ってくる。本日の総歩行距離は8.4kmであり、結局、登山口までは一人の登山者とも出会わなかった。
ということで、運動公園のすぐ近くにある「薬師の湯」の駐車場まで車を移動し、こじんまりとした湯船に浸かって冷えた体を温める。来る途中のセブンイレブンで娘用のプレゼント(=抽選で当たった某ゲームの素敵なフィギュア)は獲得済みの故、今日はどこにも立ち寄らずにまっすぐ帰宅しました。