山形旅行(第2日目)

今日は、日本百名山の一つである月山でのハイキングを楽しむ予定。

昨夜、目を覚ますと雨音がするくらいの本降りだったので、正直、今日の山歩きはほとんど諦めかけていたのだが、幸い夜明けとともに小康状態を取り戻したみたい。ボリューム満点の朝食を食べてから屋外に出てみると霧雨程度であり、まあ、行けるところまで行ってみようということでレインウエアの上着だけを身に付けて午前7時54分に宿を出発。

今日の予定は初心者向けの「志津(リフト)口コース」であり、広い舗装道路の途中にある料金所で協力金(@200円)を支払ってから月山リフト下駅へ。ここからやや旧式のペアリフトに乗ってリフト上駅まで行くのだが、結構距離が長いので所要時間は10分くらいかかったと思う。霧雨程度だから良かったものの、これが大雨の中だったら相当惨めなことになりそう。

さて、リフト上駅も白いガスに包まれていたが、とりあえず記念写真を撮って8時28分に再出発。間もなく着いた姥ヶ岳方面との分岐(8時32分)では迷うことなく楽チンな方(=月山直行ルート)を選択し、ニッコウキスゲシラネニンジンの咲く草原の中をゆっくりしたペースで歩いて行く。う〜ん、これで天気に恵まれていたら最高の見晴らしなんだろうなあ。

残念ながら天気回復の兆しは見られないが、しばらくするとチングルマの群生が見られるようになり、こんな素晴らしいところを小雨交じりの中で歩いてしまうのがだんだん勿体なくなってくる。牛首分岐(8時59分)の先からは少々傾斜が強まってくるものの、ときどき立ち止まって呼吸を整えながら9時34分に牛首到着。

宿に置いてあったパンフレットによるとリフト上駅〜牛首間のコースタイムは1時間20分であり、それに比べると意外なほどの好ペース。娘も“山頂まであと1時間くらいなら大丈夫”と言ってくれたが、雨中でのハイキングが面白くないのは俺が一番良く知っており、今日はもう十分ということで好天時における再挑戦を約して(?)撤退決定。

さて、そうと決まれば話は早いものであり、これから山頂を目指す何組かの登山者とすれ違いながら10時43分にリフト上駅まで下りてくる。せっかくなので、そこの休憩施設に入って宿で用意してもらったお弁当を食べながらゆっくり休憩し、再びリフトに揺られて11時40分に月山リゾートインまで戻ってきた。

ということで、チェックアウトを済ませた後なので、料金を支払って日帰り入浴させてもらおうと思ったが、こちらの顔を覚えていてくれた支配人さんのお心遣いにより無料で汗を流させて頂き感謝感激。お陰様でさっぱりした気分で帰路に着くことが出来ました。