岳ノ山から氷室山まで

今日は、お手頃なロングコースの第22弾ということで、佐野市にある岳ノ山と氷室山の間を歩いてきた。

事前学習によると今日のコース上に危険な箇所はなさそうであり、岳ノ山から氷室山へと続く尾根を何も考えずに辿っていくだけでOK。帰りの林道歩きが長くなりそうだが、平日に休みを取ったおかげで今日は一日中完全にフリーであり、暗くなるまでに車のところへ戻ってこられれば良いやということで、午前6時過ぎに蓬山ログヴィレッジの手前にある路肩の駐車スペースに到着する。

さて、岳ノ山への取付きには地形図で作原町から東へ伸びる端線路を利用するつもりであり、6時30分に出発。あらかじめGoogleのストーリービューで当たりを付けておいたゴミステーションの奥にある木橋を渡ると、どうやらこれが大当たりだったらしく、地形図に記されているとおりに山道が続いている。

そこを歩いて尾根筋に出ると、ちょっとした岩場(7時6分)の先からこちらも地形図どおりの急登となり、急がず休まずのペースで歩き続けて7時27分に岳ノ山(704m)。2年前に不動岳から歩いて訪れた場所であるが、今回はここが尾根歩きのスタート地点になる。

先は長いので証拠写真を撮っただけでさっさと引き返し、先ほどの岩場(7時45分)を経て7時54分に林道牛の沢出原線に降り立つ。適当なところから反対側の尾根に取り付き、薄い藪をものともせずに進んでいくと、木々の間に仮設トイレ(7時56分)が置かれている。ちょっと驚いたが、その先には「峠の照花園」なる立派な看板が立っており、この一帯が開放的な(?)植物園になっているらしい。

その後、不思議な石板が立っている愛宕山(533.7m。8時8分)〜鉄塔(9時9分)〜東蓬莱山(807.2m。9時14分)と緩やかなアップダウンを歩き続け、陣地(952.4m。10時24分)に着いたところで本日一回目の大休止。冬場の定番である温かい紅茶と菓子パンとで空腹を満たすが、今日は気温が高いのでペットボトルのお茶の方が美味しかった。

さて、再出発(10時31分)後も似たような尾根筋を辿っていくが、11時4分に着いた石祠のある1030ピークから下りるところがちょっと分かりづらいかなあ。GPSを見て慎重に方向を見定めながら下りていくと、いつのまにかコース上にビニール杭が現れるようになり、これを目印にして進んでいけばもう間違いようはない。

11時24分に謎のビニールテープを横切り、三滝方面分岐(11時42分)を過ぎると見覚えのある石灯籠(11時54分)が立っている。その裏山を上っていくと最初のピーク(11時56分)上に栃木の山紀行さんの山名板が掛かっているが、GPSに表示された氷室山(1123m)の山頂はその一つ先のピークであり、11時57分に到着。こちらにも東蓬莱山にあったのと同じ作者によるものと思われる木製の山名板が掛かっていた。

ここで二回目の休憩を取るが、最後の長〜い林道歩きを考えるとあまりゆっくりしてもいられない。12時2分に再出発すると分岐(12時7分)を右に入って宝生山(1154.3m。12時13分)のピークを踏み、そのまま登山道を歩いて林道作原沢入線(12時19分)に到着。後はこの道を延々と下っていくだけであり、iPodJackson BrowneJethro Tullの懐メロを聴きながら15時6分に駐車地まで戻ってくる。本日の総歩行距離は29.9kmだった。

ということで、ただただ歩くだけというダイエット目的の山歩きにはうってつけ(?)のルートであり、2年前の記録と合わせると不動岳から氷室山までの間の尾根を繋げることにも成功した。次はさらに北にある地蔵岳まで歩いて見たいと思うのだが、う〜ん、どんなルートで歩いてみたものでしょうか。