ロープウェイで北横岳

今日は、妻と一緒に北八ヶ岳に位置する北横岳を歩いてきた。

妻が男体山登頂を果たしたことのお祝いに、何処か楽チンに絶景を楽しめるところを歩きたいと思っていたのだが、第一候補にしていた乗鞍岳ご来光ツアーは荒天のために延期した方が良さそうな雰囲気。そこで思いついたのが雪山トレーニング用にリストアップしておいた北横岳であり、妻の八ヶ岳デビューを兼ねて午前8時前に北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅の駐車場に到着。

あいにくの曇天ではあるものの、駐車場では登山スタイルに身を固めた多くの方々が出発の準備に取り掛かっており、我々も身支度を調えてからロープウェイ駅に向かう。8時20分の始発は時刻が繰上げになったようであり、8時ちょうどの満員のロープウェイに搭乗すると、あっという間に標高2,237mの山頂駅へ。

ここで登山届を提出し、8時16分に北横岳に向けて出発するが、周囲はガスに包まれており、名物の坪庭の様子も良く分からない。山頂に着く頃には晴れていてくれることを祈りながら良く整備されたルートを進んでいくと、9時1分に三ッ岳分岐に到着。天候が回復すれば帰りに三ッ岳に立ち寄る予定であることを妻に説明する。

分岐から北横岳ヒュッテ(9時7分)まではあっという間なのだが、その先からにわかに傾斜がきつくなり、積雪時にアイゼンが必要になるというのはこの場所のことなのだろう。ルートの幅も狭まってくるが、しばらく進むと樹林帯を抜け出し、9時22分に北横岳の南峰(2471.6m)に到着。

しかし、依然として周囲はガスに包まれたままであり、9時26分に着いた北峰(2480m)からの見晴しも真っ白。せっかくの山頂ではあるが、こんなところで休憩しても仕方がないということで、さっさと北横岳ヒュッテ(9時44分)まで引き返し、ここで本日初めての休憩を取る。

再出発(10時1分)後は、もはや下山後の温泉のことしか頭に浮かばず、三ッ岳分岐(10時7分)も当然のことのように直進。それでも坪庭に戻ってくる頃にはガスも引き始めたようであり、分岐を左に入って坪庭を周回してから10時58分に山頂駅に着く。本日の総歩行距離は4.3kmだった。

ということで、恒例の日帰り温泉蓼科温泉親湯を利用。HPによると絶景露天風呂と元祖お座敷風呂とがウリのようであるが、場所が離れているため着替えないと両方を利用できないのは大きなマイナス点だと思う。ちなみに、残念だった北横岳は来年の残雪期に再挑戦したいと思います。