ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密

今日は、家族と一緒に「ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密」を見に行ってきた。

シリーズ第一弾の「ナイト ミュージアム(2006年)」を映画館に見に行ったのは今からちょうど8年前のことであり、続編が公開されたのは6年前。その続編でやりたいことは全部やり尽くしてしまった感があり、3作目は無いだろうと予想していただけに、本作の公開は全くの想定外。悲惨な結果に終わらなければ良いがという不安を胸に映画館へ。

シリーズの鍵となる“謎の石版”が発見されたシーンから始まるので、最初はちょっとだけ期待してしまったのだが、特にこのシーンに重要な意味がある訳ではなく、それから後は案の定というか、前二作で使い古されたネタが繰り返し出てくるだけ。“我が子の成長”というサブテーマもありきたり過ぎて全然面白くない。

最大の弱点は、敵キャラであるランスロットがいろんな意味で弱すぎるところなんだろうが、まあ、たとえこの弱点が克服されたとしても、所詮、第一作目からのファンを喜ばせられるような作品にはなり得なかったような気がする。

しかし、そんな悲惨な状況を首の皮一枚のところで救ってくれているのが、本作が遺作になってしまった名優ロビン・ウィリアムズの存在であり、石版のパワーが徐々に失われて行くのに連れて、彼の扮するルーズベルト大統領の身体が動かなくなっていくというストーリーは、見ているのがちょっと辛くなるくらい胸にしみてきた。

ということで、今夏のニューヨーク旅行のときには、当然、アメリカ自然史博物館にも行ってみるつもりであり、「ナイト ミュージアム」に登場したキャラクター達と再会できるのがとても楽しみ。ルーズベルト大統領の像を見たら、ちょっぴり涙ぐんでしまうかもしれません。