宝登山

今日は、妻と一緒に秩父長瀞にある宝登山を歩いてきた。

山頂の蝋梅が見頃を迎えているということで、本当は先週に歩く予定だったのだが、運悪く、その日が「ジャージーボーイズ」日本公演チケットのネット販売初日と重なってしまったため、山歩きの方は一週間の延期。まあ、結果的には良い席も取れたし、今日も絶好のハイキング日和ということで、ご機嫌な気分で午前8時頃に長瀞駅前の駐車場に着く。

駅の窓口で一日分の駐車料金を支払い、8時21分発の急行(=野上駅までなら急行料金は不要)に乗って野上駅へ移動。駅前には、我々と同様、“長瀞アルプス”を歩いて宝登山を目指そうという登山者のグループが数組たむろしており、彼等と前後して8時30分に出発する。

町中の舗装道をしばらく歩いて行くと“長瀞アルプス”の標識(8時41分)が立っており、ここを左折して山道に入る。その後、ちょっとした傾斜をこなすと尾根上(8時56分)に出ることが出来、そこには昨日降った雪が残っていたものの、予想どおりほとんど歩く支障にはならない。

さて、ここから快適な尾根歩きが続くと思いきや、少し行った先でルートは尾根を右に巻いてしまう。しかし、先行する妻は俺の落胆の声を聞き漏らさず、そのまま尾根筋の薄い踏み跡を直進。俺も喜んでそれに従うと、ピークの先で明確な山道に合流することが出来たので、安心してそのルートを進んでいくが、どうも下りていく方向がちょっとおかしい。

ログ取りのために持参したGPSを確認してみると、やはり正規のルートを外れているようであり、ちょっと引き返したところの道無き枝尾根を下って無事ルートに復帰。帰宅後に確認したところ、我々が正規のルートと勘違いしたのは、天狗山へと続く分岐路だったようである。

これに懲りて、それから先はアップダウンの乏しい正規のルートを忠実にたどっていくと、10時3分に舗装された林道に出る。その先にある登山口(10時19分)からは雪の積もった急傾斜が続くが、ここを慎重にゆっくり上って10時46分に山頂(497.1m)到着。そこは大勢の花見客でごった返していた。

その後は、ほぼ満開の蝋梅を観賞したり、奥宮にお参りしたり、買食いをしたりしながら山頂付近を散策し、ロープウェイ山頂駅(11時25分)のところから下山開始。日陰で滑りやすくなっている積雪に注意しながらのんびり歩き、寶登山神社(12時17分)に立ち寄ったり、お土産を買ったりしながら12時42分に長瀞駅前の駐車場まで戻ってきた。本日の総歩行距離は10.2kmだった。

ということで、車で大人気の満願の湯(=混んでいてあまりゆっくり出来ない。)まで行って汗を流し、再び長瀞駅前に戻って岩畳見学。正直、わざわざ見に来るようなところでは無かったが、昼食に食べた“しゃくし菜飯”がなかなかの美味。お店の人が作り方を教えてくれたので、しゃくし菜の漬け物を買って帰り、自宅で妻に作ってもらうことにしました。