毘沙門山

今日は、日光市にある毘沙門山を歩いてきた。

1月4日には鞍掛尾根でボッカ訓練をしてきたのだが、これは“早朝散歩”の範疇であり、どこか今年の歩き始めに適当なところはないかと考えながら「栃木の山140」を眺めていたときに目に止まったのが今回の毘沙門山。距離は短いが、明日は娘の成人式であり、あまり長時間一人で遊んでいられないことを考慮すればこのへんが適当な選択ということで、午前7時過ぎに茶臼山ハイキングコース入口付近の駐車場に到着する。

駐車場があまりに立派なので少々躊躇するが、事前学習でも皆さんここに車を止めているようなので大丈夫なんだろう。距離が短いのを補うため、ボッカ訓練用のウェイトをザックに入れたまま、7時19分に“茶臼山ハイキングコース入口”の標識のところから山道に入る。

待っていたのはハイキングコースの響きに似合わないいきなりの急登であり、枯れ葉が大量に残っていることもあって最初から予想外の大苦戦。よくもこんなところをハイキングコースの入口に選んだものだと呆れながら滑りやすい急斜面を上っていくと、7時37分に茶臼山の標識のところに着くが、GPSの表示によると地形図上のピーク(517m)はそのちょっと先らしい。

しばらく進んでいくと毘沙門山への標識(7時51分)のところでコースは尾根を外れてしまうが、GPSで確認したところ直進しても大丈夫らしいのでそのまま尾根を上っていく。すると、間もなく複数のアンテナを有する立派な施設(7時53分)が建っていたが、その先もコースはきちんと続いており、次の標識(7時56分)のところを左手に下りていく。

毘沙門山直下の斜面は少々岩っぽくなっており、左手にはロープの付けられた巻き道が整備されていたが、まあ、折角なので岩の斜面をそのまま上っていく。途中、手を掛けた岩がグラついてヒヤッとしたが、何とか最後まで上り切って8時11分に毘沙門山(586.7m)。その宗教的な山名にもかかわらず、山頂には巨大な平面反射板が建っていた。

未踏の鶏岳なんかを眺めながら小休止した後は、そのまま北西に向かって下山する。間もなく“降り口”の標識(8時24分)が出てくるが、ここを予定通り“大桑”に向かって尾根筋を直進するとその先で踏み跡を見失ってしまう。

まあ、これが冬場の低山歩きの醍醐味であり、大した藪も無いので少々急になった斜面をそのまま下りていく。問題は地形図に記載された左右どちらの林道を目指すかであるが、ここは日和って近い方を選び、右手に向かってトラバース気味に進んでいくと、無事、荒れた未舗装の林道(8時43分)に出ることが出来た。

ということで、その先は(一部ジョギングなどを交えながら)林道〜舗装道と歩いて9時27分に駐車場まで戻ってくるが、朝と同様、止まっているのは俺の車一台だけであり、特に何の支障も無かったらしい。総歩行距離は7.7kmでした。