善光寺へドライブ旅行

今日は、妻と一緒に長野の善光寺まで日帰りで遊びに行ってきた。

山歩きの思わぬ副産物の一つがロングドライブに対する苦手意識の克服であり、何度か北アルプス詣を繰り返しているうちに、高速道路を利用した片道3時間くらいの運転ならさほど負担と思わないようになってきた。

この新たな能力(?)を山歩き以外にも活用しない手はないので、妻に何処か行きたいところはないか尋ねてみたところ、帰ってきた答が善光寺Google Mapのルート・乗換案内によると我が家からの車での所要時間は3時間余だそうであり、まあ、実際は3時間もかからずに行けるだろう。

さて、日の出とともに始まるという“お朝事”にも興味はあったのだが、残念ながら妻の賛同を得ることは出来ず、善光寺の第1駐車場に着いたのは午前9時を過ぎた頃。裏口(?)から入る形になったためか、本堂付近の人影はまだ疎らであり、自動販売機で@1,000円の共通券を購入してから、まずは“お戒壇巡り”に挑戦する。

事前学習のとおり床下の回廊は真っ暗で何も見えないが、手探りでしばらく進んでいくと“極楽の錠前”なるものに触れられるようになっている。一回目は錠前探しに集中し過ぎて御本尊様にお願い事をするのを忘れてしまったが、幸い他に誰もいなかったため、二度目の挑戦で無事本懐を遂げることが出来た。

その後、史料館〜山門と境内を見学してから、仁王門を出たところにあるお店で七味唐辛子やジャムといったお土産を購入。門前のソバ屋が有名らしいが、まだ昼食には時刻が早いので、先に二番目の見学地である真田宝物館&松代城跡に移動することにする。

一般的には“真田”といったら“幸村”というのが普通の感覚だと思うのだが、この宝物館で重きを置かれているのは圧倒的に長男の信之の方。何でも、真田家が現在まで絶えることなく続いてきたのはこの信之のおかげだそうであり、展示品のほとんどはその子孫の方から寄贈されたものらしい。妻と二人、“やっぱり長男は頼りになるねえ”と感心(?)しながらお隣の松代城跡まで歩いて行くと、地元の親切なおばあさんが城跡周辺の説明をしてくれた。

まあ、真田信之の先見の明には感心したものの、やはり幸村の方も見てみたいということで、昼食後は上田市にある上田城跡へ移動。松代城同様、こちらも櫓等は最近になって復元されたものらしいが、幸村人気を反映して観光客数は圧倒的にこちらの方が多い。来年のNHK大河ドラマでも取り上げられるそうであり、真田宝物館側としても思案のしどころだろう。

ということで、帰りは妻が横川SAまで運転を代わってくれたこともあり、さしたる疲労を感じることもなく無事帰宅。調べてみたところ、今日訪れた松代城上田城も共に“日本100名城”に選定されているらしく、今後、城巡りが老後の楽しみの一つに加わるかもしれません。