姥ヶ平で紅葉見物

今日は、妻と一緒に那須の姥ヶ平へ紅葉見物に行ってきた。

今年は例年より木々の色付きが早いらしく、まだ9月だというのに那須では紅葉の見頃を迎えているとのこと。昨日の御嶽山の噴火には驚かされたが、まあ、那須岳は大丈夫だろうという根拠の無い甘い考えに基づいて、午前6時半過ぎに沼原湿原の駐車場に到着する。

さて、6年前に妻と一緒に歩いたときには姥ヶ平へ直行するルートだったので、今回は白笹山〜南月山を経由するという少々ハードなルートを選択し、6時50分に歩き出す。土がえぐれて所々で段差が大きくなっている山道に妻は少々苦戦気味であるが、ピークらしからぬ白笹山の山頂(1719m。8時49分)を経て、無事、南月山(1776m、9時39分)にたどり着いた。

雲一つ無い快晴に恵まれたこの日の眺望は素晴らしく、腰をおろしてしばらく休憩を取った後は、お待ちかねである絶景の中の稜線歩き。特に、日の出平(10時28分)の先にある姥ヶ平を一望できる地点からの眺めは格別であり、多くの登山者が足を止めてカメラのレンズを向けていた。

その先の牛ヶ首(10時44分)のベンチは満員であり、休むことなく姥ヶ平(11時15分)へと降りていく。今度は、先程まで見下ろしていた地点から見上げる形になるのだが、やはり美しい紅葉を纏った茶臼岳の姿は素晴らしくて見飽きることがない。こちらのベンチも満員だったので、適当なところに腰をおろして大休止。

再出発後は、ひょうたん池(11時56分)に立ち寄ってから、三斗小屋温泉分岐経由で沼原湿原へ。出だしは記憶していたよりもアップダウンがきつかったが、ほどなく緩やかになっていき、最後はほぼ平坦な道を歩いて沼原湿原(13時35分)に到着。展望デッキ(13時41分)から湿原の様子を眺めてから駐車場(14時4分)に戻ってきた。歩行距離は11.6kmだった。

ということで、“源泉 ほたるの湯”で汗を流してから帰宅したのだが、妻に本日のコースの感想を尋ねたところ、最初に帰ってきた答は“長かった”。確かに、コースミスを犯した中倉山を除けば、7時間13分という所要時間は彼女にとって異例に属するようであり、今後は5時間前後を目安にしてコースを選択したいと思います。