赤岩滝

今日は、妻と一緒に日光市の赤岩滝付近を歩いてきた。

先週末に西吾妻山を歩いてきたばかりということで、通常のペースから言えば今日はお休みになるのだが、快晴の天気予報を聞いているうちに山歩きの虫がウズウズ。おそるおそる赤岩滝見物を妻に申し出てみたところ、知人からの“小田代原の草紅葉が見頃”という情報に興味を惹かれていたらしい彼女と意見が一致。駐車場が混み出す前にということで、午前7時過ぎに赤沼の駐車場に到着する。

6割程埋まった駐車場に車を止め、8時丁度の始発バスに乗って、いざ、出発。ほとんどの乗客は「小田代原」で降りてしまったため、「西ノ湖入口」で降りたのは我々を含む8名程度だったが、ここで身支度を調えて8時28分に歩き出す。

間もなく、西ノ湖方面と赤岩滝方面(=4.3kの表示がある。)との分岐(8時34分)に着くが、ここで赤岩滝方面に進んだのは先を歩くご夫婦連れと我々の4人だけ。山神の石碑(8時42分)のところでそのご夫婦連れと挨拶を交わし、彼等の10mくらい後ろをのんびりと付いていく。

広々とした山道も無名沢橋(8時59分)の先から狭くなってしまうが、依然としてルートは明瞭であり、9時20分に渡渉地点に到着。予想したよりも水量が多く、妻が安全に渡れそうな場所をしばらく探してみたが、結局、先行するご夫婦連れに教えてもらったところから無事に渡ることが出来た。

右岸(=上流から見て。以下同じ。)の河原でしばし休憩を取ってから再出発。間もなく休憩中のご夫婦連れを追い越させて頂き、少々判りづらくなった踏み跡をたどっていくが、沢沿いに進めば良いので迷う心配は無い。やがて沢の分岐する箇所で2度目の渡渉(9時59分)になるが、川幅が狭まっただけこちらの方が簡単。

滝に近付くと沢の両岸に踏み跡が付いていたが、事前学習によると右岸を行ったほうが安全らしく、それに従って10時16分に赤岩滝到着。一度左岸に渡ってから滝壺のそばまで上っていき、そこでザックを下ろしてゆっくり休憩を取る。

水量は湯滝より少ないが、滝壺付近から見上げるように眺められるので迫力は十分。“これより水量が増えたら、渡渉できないね”等と話ながら20分程度夫婦独占で絶景を満喫していると、やはり右岸の方から先程のご夫婦連れが上ってきたので、彼等に特等席を譲り渡して再出発。渡渉地点(11時21分)〜無名沢橋(11時47分)〜山神(12時6分)〜分岐(12時15分)と歩いて、12時23分に「西ノ湖入口」のバス停に戻ってきた。

さて、妻に確認すると、まだ体力は大丈夫ということなので、そこからバスで「小田代原」まで移動し、今が見頃の草紅葉を見学。その後、戦場ヶ原の青木橋付近を歩いていると木道上に数人の人だかりがあり、尋ねてみると付近にクマがいるとのこと。言われるままに川の向こう岸を眺めてみると、100m程先でクマがのんびり昼食を採っているらしい様子を確認することが出来た。

ということで、予期せぬ“対岸のクマ”見物が出来たことを夫婦で喜びながら赤沼まで戻り、赤沼茶屋で空腹を満たしてから家路に着いた。今回の山歩きで西ノ湖周辺にはカラマツ林が広がっていることが分かったので、いずれそれが黄色く紅葉する頃にでも再訪してみたいと思います。