ロープウェイで白根山

今日は、妻と一緒に日光の白根山を歩いてきた。

まだ梅雨明け前ということもあって、今年の海の日を含む三連休はパッとしないお天気なのだが、ようやく最終日の今日になって天気予報に晴れのマークが見られるようになった。しかし、午後からは再び雨になる見込みであり、出来るだけ早いうちに戻ってこられるようにということで選んだのが、ロープウェイを利用した白根山コース。

ロープウェイの運行開始時刻が午前7時30分なので、その少し前に丸沼高原の駐車場に着くが、ロープウェイは既に動き出しているようであり、それに乗って標高2000mにある山頂駅まで一気に移動。身支度を調えて、8時9分に歩き出す。

このコースは、2006年頃にも妻と娘を連れて歩いたことがあるのだが、そのときは山歩きの経験が皆無に近かったこともあり、どこまで歩いても山頂が見えない事態に悪戦苦闘。まあ、それでも何とか山頂手前の祠のあるところまではたどり着いたのだが、結局、“ここでいいや”ということで、山頂を踏まずに引き返したという苦い思い出がある。

幸い、俺はその後何度か白根山の山頂を踏むことが出来たのだが、妻にもその機会を提供してあげたいというのが今回の山歩きの主目的であり、平坦な史跡散策コースを歩いて大日如来(8時41分)の前を通過すると、いよいよその先に白根山への登山道が続いている。

8年前のあやふやな記憶ではダラダラとした斜面を上がって行くというイメージだったが、実際のルートはそれなりの傾斜もあり、菅沼からのルートと大差が無いような印象。足の速い人には追い越して頂き、同じくらいの人とは抜きつ抜かれつのデッドヒート(?)を繰り広げた結果、10時34分に祠の前を通過し、10時40分に山頂(2578m)に着くことが出来た。

8年越しの悲願(?)が叶ったというのに妻は意外に冷静であり、狭い山頂をさっさと後にして次のピークで大休止。この日の山頂はガスが多く、360度の絶景にはほど遠かったが、それでもガスの晴れ間から時々五色沼や湯の湖等を眺めることが出来る。持参したおにぎりやパンで空腹を満たし、11時9分に再出発。

さて、妻と協議の結果、帰りはパンフレットに掲載されている座禅山ルートを採用する。最初に出てくる岩場の下りがちょっぴり心配だったが、妻に怯むような様子は見られず、12時6分に弥陀ヶ池との分岐のところまで下りてくる。ここからわずかに上り返すとルートはすぐに平坦になり、座禅山の火口(12時19分)の先からは下りの連続。

12時54分頃、ようやく史跡散策コースに合流するとルートは再び平坦になり、六地蔵(13時23分)を過ぎて展望地(13時28分)に到着。ちょうど小学生の大群が立ち去るところだったので、静かになった芝生の上で一休みした後、想定外の上りを何とかクリアして13時51分にロープウェイの山頂駅まで戻ってきた。ここまでの歩行距離は8kmであり、所要時間5時間42分というのは、パンフレットに書いてあるコースタイム(=5.5時間)と比べてもそう悪くない。

ということで、恒例の日帰り入浴のため、目星を付けておいた湯元のホテルに立ち寄るが、団体客でも入るのか、小一時間くらいで追い出されそうなためにあえなく断念。代わりを探すのも面倒なため、結局、そのまま帰宅してしまいました。