吾妻山

今日は、妻と一緒に群馬県桐生市にある吾妻山周辺を歩いてきた。

この山は標高500mに満たない低山ながら、その気になれば北方の鳴神山まで10数kmの縦走が楽しめるということで以前から目を付けていたのだが、今日はその下見も兼ね、妻の気力と体力が許す範囲内で歩いてみるつもり。市街地の奥まったところにある吾妻公園の駐車場に車を止め、午前8時58分に出発する。

公園に隣接する光明寺のお墓の前を北西の方向へ進んでいくと、“吾妻山1.4km”と記された関東ふれあいの道の標識(9時7分)を経て、9時20分に登山口に到着。間もなく現れる分岐(9時22分)では、妻の選択に従って第一男坂を上り、9時29分に見晴らしの良いトンビ岩に着く。

続く2番目の分岐(9時49分)でも、妻が選んだのは第二男坂であり、この最後の急斜面を上った先が吾妻山の山頂(481m。10時3分)。街中の山ということで、山頂では大勢の登山客(というより、散歩中の近所の人?)が休憩していたが、ようやく調子が出てきたという妻の意見を尊重し、富士山(=頭しか見えない。)やスカイツリー(=例によって俺には見えない。)の姿を眺めたくらいでさっさと先に進む。

次のピークには女山(480m。10時18分)の表示があり、大きな無線の反射板が建っている。そこを下った村松峠分岐(10時34分)を右に入って日本きのこ公園方面に下山するというのが俺の用意した第一案だったのだが、もう少し歩けるということで10時54分に名前の無い480mピーク到着。ちょっと風が冷たかったが、ここで恒例のコーヒーブレイクにした。

さて、再出発(11時13分)すると、次のピークの手前に“自然観察の森1.4km”の標識(11時27分)が立っており、ここから縦走路を離れて下山することで協議成立。一時間足らずで着いた自然観察の森(12時26分)の先からは市営のおりひめバスの運行もあるが、時刻が合わないため、結局、舗装道をテクテク歩いて14時3分に駐車場まで戻ってきてしまった。総歩行距離は12.2kmだった。

ということで、途中、桐生市内の日帰り温泉に立ち寄ってから無事帰宅した。吾妻山周辺は、観光地というより、市民の憩いの場といった雰囲気であり、予想とはちょっと違ったものの冬場の運動には最適。機会があれば(おそらく一人で)鳴神山への縦走にも挑戦してみようと思います。