エクスペンダブルズ2

今日は、娘のリクエストにお応えして、家族で「エクスペンダブルズ2」を見に行ってきた。

どんな映画なのかは出演者の顔ぶれを見れば一目瞭然なのだが、先日TV放映されたばかりの前作もしっかり見ているので、全員準備はOK。次から次へと人が死んでいく、とんでもなくヒドイ映画であったが、これがめっぽう面白く感じられてしまうのだから、人間の業というものは本当にどうしようもない。

さて、本作ものっけから派手な戦闘シーンが繰り広げられるのだが、場所はどこか異国の地だし、死ぬのは敵ばかりということで、とても気楽に楽しめてしまう。その後、味方の一人が殺されてしまうと、“消耗品”という自己認識はどこへやら、報復のためにわざわざ敵地へと乗り込んで行き、数百人規模の敵を全滅させてしまう。

まあ、口当たりを良くするため、旧ソ連軍が隠したプルトニウムの争奪戦というシナリオを追加しているのだが、その帰属に関しては、敵同様、味方も正当な権利を持っていない訳であり、どちら側にも“正義”は存しない。あるのは唯々敵・味方の関係だけであり、そんなところがとても“現代的”であった。

ということで、見終わってからの感想で、大御所の3人はともかく、娘の口からジェイソン・ステイサムドルフ・ラングレンといった名前が次々に出てくるあたりがちょっとした驚きであり、まあ、俺の思惑とは相当異なった路線ではあるものの、将来、彼女がどんな映画ファンへと育っていくのか、興味深く見守っていきたいと思います。