紅葉の始まった社山へ

今日は、妻と一緒に日光市にある社山を歩いてきた。

ネット上の情報によると、紅葉にはまだちょっと早そうではあるが、晴れていさえすれば山頂に向かうルートからの眺望は天下一品ということで妻の了解を取り付け、歌ヶ浜駐車場の先にあるゲート横の駐車スペースを午前5時44分に出発する。

最初は、中禅寺湖畔のほぼ平らな道を歩いていくが、まだ夜が明けたばかりということで、スタート早々我々を追い越していった単独行の男性以外に人の姿は見当たらない。途中で数頭の猿の群れに出会うなど、周囲には早朝らしい静謐感が漂っており、そんな中をゆっくり歩いて6時35分に阿世潟に到着。

そこの分岐を左に入ると、ルートはようやく山歩きらしくなってくる。阿世潟峠(6時59分)のところで休憩していた先行者の方に追い付き、“紅葉にはちょっと早かったねえ”と愚痴をこぼし合った後、いよいよ社山の山頂へと続く尾根道に取り掛かる。

これまでのところ歩行ペースは順調であり、間もなく中禅寺湖男体山、八丁出島等の織り成す絶景が眺められるようになるが、残念ながら雲に遮られた太陽の光は弱々しく、ようやく始まった紅葉の見栄えもいま一つといったところ。しかし、懸念していた妻の足取りは依然として衰えず、ほぼ予定どおりの8時36分に山頂に到着。

山頂で30分ほど休憩&腹ごしらえをした後、下山に取り掛かるが、雲が薄くなって太陽の光が強くなった分、あたりの景色も鮮やかさを増していく。そんな中を阿世潟峠(10時10分)〜阿世潟(10時33分)と進み、イタリア大使館別荘(11時25分)の前にある桟橋に立ち寄ってから、11時38分に駐車スペースに戻ってきた。

ということで、休憩時間込みの所要時間は6時間弱であり、これは我が家にあるガイドブックに掲載されている標準コースタイムとほぼ一緒。少しずつではあるが、妻の脚力も確実に強化されてきているような気がします。