アメイジング・スパイダーマン

今日は、家族と一緒に「アメイジングスパイダーマン」を見に行ってきた。

サム・ライミによる3部作が終了してから早5年、待ちに待ったクモ男の新作がようやく見られるとあって、期待に胸を膨らませて映画館へ。最初のうちは、“ライミ版の焼き直しを見せられるのか”とちょっと不安になったが、間もなく、ライミ版とは一味違う新鮮な感覚のクモ男を拝見させて頂けることが明らかとなり、まずは一安心。

原作自体は同じなので、一部の登場人物をはじめライミ版と共通する部分も少なくないのだが、本作のピーター・パーカーは、トビー・マグワイアの演じていたそれよりも頭の切り替えが早く、見た目も性格もスマートな感じ。ライミ版がピーターのナイーブな内面にこだわり過ぎた結果、2作以降次第にパワーダウンしてしまったことを考えれば、この選択は決して間違っていないと思う。

まあ、2時間を超える上映時間の割にはストーリーの掘下げが足りなかったような気もするが、素顔はバラしたし、正義の味方であることも認めてもらえたということで、状況的には、これ1作だけでライミ版3部作終了時に並んだっていうところ。ここまで済んでしまえば2作目以降の自由度は格段に上がったと思うので、今後の新たな展開に期待大である。

ということで、アメコミの方ではスパイダーマンも“アベンジャーズ”の一員なのだが、ようやく来月に本邦公開される予定の「アベンジャーズ(2012年)」には(大人の事情もあって?)彼の登場シーンはないらしい。しかし、この新シリーズの“軽さ”があれば、彼が映画版アベンジャーズの一員に加わることに何の違和感もなく、そう遠くない将来、夢の共演が実現しそうな気がします。